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まちづくりプレイヤーインタビュー「特定非営利活動法人神於山保全くらぶ」

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2021年6月25日掲載

岸和田のまちづくり(まちを良くするためのさまざまな活動)を行っている皆さんに、活動を始めたきっかけなどをお聞きしました。
「まちづくり」というと難しく聞こえますが、決してそんなことはありません。
団体や個人、年齢、性別を問わず、岸和田のまちのために何か始めたい、また、新しい世界と繋がりたいと思っている人はいませんか。
できることから始めるためのヒントを、ぜひ見つけてください。

ぜひ一度、神於山にお越しください

「特定非営利活動法人神於山保全くらぶ」の田口雅士さんにお話をお聞きしました。

神於山保全くらぶ田口さん

▼神於山保全くらぶについて

  • 団体名 特定非営利活動法人神於山保全くらぶ
  • 所在地 大阪府岸和田市土生町1530-20
  • 代表者 金児式宏
  • 設立年月 2012年4月
  • HP https://kounoyama.jimdofree.com/

活動を始めたきっかけは

1998年に市が環境計画で「神於山保全プロジェクト」をつくったのですが、その取り組みの中で、翌1999年に里山ボランティア育成入門講座が始まりました。私はその養成講座の1期生でした。

2001年まで2年間の活動を終えた際、当時のメンバーの中で、せっかくこの講座を受けたのだからもう少し活動を続けようという声があがりました。それが、神於山保全くらぶを立ち上げたきっかけです。30人からのスタートでした。

活動を始めてから20年が経過しました。

当初、山は荒れていて不法投棄も多かったんです。それを、生物多様性の視点で、いろんな生き物がそれぞれエリアを持ちながら生きていくような森を作りたいと思って活動しています。

普段どんな活動をされていますか?

定例活動日が月に2回あり、草を刈ったり、木を切ったり、沿路を整備したりということを、分担しながら行っています。

そのほかに、それぞれ自分の興味のある活動を行う「チーム活動」があります。ササユリ、炭焼き、竹林・シイタケ、栗林、植物や鳥の観察、いろんなチームがあります。そのチーム活動で、それぞれの専門分野を深めていきたいという活動もしています。

神於山に咲くササユリの写真

活動は、次の3つの柱で行っています。

  1. 担い手であるボランティアを育成していくこと
  2. 森を管理していくこと
  3. 里山の体験活動

神於山保全くらぶの活動写真

1つめの里山ボランティア育成講座は、私たちが始まって依頼今日まで続いていて、これまで380人が終了しています。そしてそのメンバーが神於山保全活動の担い手になっています。

2つめの森の管理ですが、私たちは、主に4ヘクタールほどのエリアを担当して作業しています。自然再生推進法による里山再生という形で取り組んでおり、行政や企業さん、学校などの団体と協力しなながら神於山を良くしていこうと活動しています。

3つ目の体験活動では、子どもたちに山に上がってもらい、里山の良さ、自然の楽しさや素晴らしさを体験してもらっています。また、岸和田市に新しく採用された教員に一日山に入ってもらい、子どもたちに自然について教える際のヒントにしてもらっています。あと、企業の方々が山にきたときに体験をすることや、市民活動団体の体験についてもサポートするというような活動をしています。

活動内容の魅力は?

自然の中で、体を動かして一日過ごせるということが魅力です。

一日山に入って体を動かしながら、自然の中でいろんな活動をして。そしてその結果、木が大きくなったり花がきれいに咲いたり、いろんな動物が増えたりという風に、成果として見れるというのは、達成感につながるし大きな魅力だと思います。

特徴のある取り組みは?

神於山の取り組みの特徴は、いろんな団体が入っているということです。もちろん私たちもそうですが、いろんな企業さん、学校などが参加しながら、みんなで山を守り、整備していることが大きな特徴で、大阪湾の漁師さんによる「魚庭(なにわ)の森づくり活動」という、植林・育林活動も実施されています。

あとは、体験活動をかなり多く取り入れていまして、自然のおもしろさ、すばらしさを感じてもらえる体験をしているのが、ここの特徴です。

神於山保全くらぶの活動写真

もうひとつ。神於山は立地的に岸和田市のほぼ真ん中にありますので、非常に集まりやすい山です。市民が日常的に関わることができ、ちょっと寄れる豊かな自然というのも魅力だと思っています。

活動していてうれしいこと、苦労することは?

うれしいのは、これまで1999年から活動して20年になるのですが、山が良くなったなぁと思うことです。

それは単純にきれいになったということではなく、いろんな生き物、ササユリが復活してきたり、いわゆる絶滅危惧種と言われる植物が顔を出したりしているんですね。

その中で、たくさんの人が山に入ってもらって、いろんな自然の豊かさを感じてもらえるようになってきたということ。しかもそれを担う仲間たちが、うれしそうに楽しく毎回集まってくるというのが、一番私としてはうれしいことです。

神於山の写真

難しいのは、山に対する、自然に対する思いというのは、一人ひとり違うので、それをどうやってまとめていくかということです。

最近山へ来られる方々も増えていて、そういった人たちの思いと、また実際、日々管理をしている私たちの思いと、なかなか嚙み合わないところがあります。本当にいい自然、豊かな自然とはどういうものなのかということを、みんなが納得いくような形でまとめるというのが、一番大変ですね。

あと、私たちの活動もだんたん高齢になってきていまして、安全性の確保も大きな課題です。やっぱり怪我をされたり、転んで手をついただけで骨折されたりということもありまして、やれることにも限界があると思っています。

楽しむこと、安全に作業すること、そして自然を守っていくことの難しさを感じています。

社会貢献を意識して活動していることは?

神於山は岸和田市の山ですし、古くから神の御座す(おわす)山として信仰の対象でありました。

なので、みんなの山という意識を持ちながら、これをどうやって、きれいで、みんなが来たいと思うような、いろんな生き物が住み、人にも魅力ある山として、伝えていくかということが大切だと思っています。

そのため今も整備をして、豊かな自然の山にしたいですし、さらにそれを次の世代へ引き継いでいくということで、ずっと続くような体制を作っていきたい。

そのためには、今の若い世代さらには子どもたちにも、魅力ある活動をして、山の楽しさやすばらしさを知ってもらって、それをみんなで守っていこうという意識になっていくような雰囲気を作っていくのが、社会にとって一番大事なことだと思っています。

あなたにとって、団体とは何ですか?

私が仕事を辞めた後、大きな社会的な関わりは、これが中心になっていますので、そういう意味では、社会との窓口となっています。自分がやってきた中で、ある意味、理想となるような団体というか、仲間づくりをしたいと思っていたので、それが出来てきているのが、非常にうれしく思っています。

この団体は、やりたいことを、やりたいときにやるということで、ノルマとか義務とかはありません。来たいときに来たい人間が来てやるということで進めています。

いろんな企画で、年間約200回ほど活動しているのですが、どの活動もみんなが応援してくれて、意義を感じて、手助けしてくれています。

神於山保全くらぶの活動写真

みんなの思いが嚙み合えば、楽しくてやりたいときにやる活動でも、社会的な役割を担えるのだなと思える団体になってきたというのは、何よりうれしいです。

活動を進めていく中での課題は?

やはり高齢化の問題ですね。担い手が当初から担っていた40歳代がいま70代になり、高齢者は80代になってきています。若い人も確かに参加してくれるのですが、どうしても仕事があったりして活動が制約されてしまいます。

いわゆるコアスタッフといわれる活動を展開していくような人材がぜひともほしいと思っています。でも、今の社会情勢、いくつになっても働かなければならないような時代の中で、どうやって、経験を積みながらコアスタッフを育成していけるか、ということが大きな課題になってくると思います。

自分の子供たちを自然の中で活動体験させたいとか、自分も自然と関わりたいという人は、若い世代でもいっぱいいると思います。

そういう若い人たちが関わっていけるような活動を今後とも模索していくといくことが大事ですし、どうやって新しい手段で情報発信していくかということが、今後の課題になるかなと思っています。

最後にPRを

ぜひ一度、神於山に来てください。

そして、山のすばらしさ、自然の楽しさ、また私たち人間の持っている楽しさ、すばらしさを感じられるひと時をお過ごしください。

お待ちしています。

神於山保全くらぶ田口さん


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