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市民活動インタビュー「赤ちゃんこどもボランティアの会、近沢真伊子さん」

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年7月31日掲載

年齢や性別を問わず、なにかを始めたい、新しい世界と繋がりたいと思っている人いませんか。
市民活動は、難しいことではありません。
すでに市民活動を行っている皆さんに、活動を始めたきっかけなどをお聞きしました。
自分のため、住んでいるまちのため、好きなことや得意なことから活動を始めるためのヒントを、ぜひ見つけてください。

自分にできる身近な「おせっかい」が市民活動の一歩
まずは身近なことから

「赤ちゃんこどもボランティアの会inきしわだ」で活動されている近沢真伊子さんにお話をお聞きしました。

近沢真伊子さん

▼「赤ちゃんこどもボランティアの会inきしわだ」について

市内10カ所の高齢者介護施設を親子で訪問し、高齢者と子どもとの世代間交流に取り組んでいます。

この活動で高齢者は笑顔になり、孤独に子育てをしている保育者には居場所となり、子どもたちには自然と優しさやいたわりの気持ちが芽生えます。

平成31年4月設立し、岸和田市社会福祉協議会のボランティアグループに登録。看護師の近沢さんはじめ、現在78 人のメンバーがそれぞれのペースで無理なく活動しています。

【赤ちゃんこどもボランティアの会inきしわだ】
 代表:近沢真伊子
 連絡先:maiko19870129@yahoo.co.jp

※「赤ちゃんこどもボランティアの会inきしわだ」では、運営サポーターを募集しています。
 大人だけの協力者、ご協力いただける施設など、この活動に賛同くださる方からのご連絡をお待ちしています。

活動を始めたきっかけは

私は、看護師になる前、エステティシャンをしていたんです。育休中にアロマテラピーの資格を取ったものの、自分の生活以外で活用することがなかった中で、アロマのボランティアがあるというのを見てやってみようと思ったんです。

そのボランティア活動で、子どもを連れて介護施設を訪れたことがありました。その時、利用者の皆さんが当時生後6か月だった次男のことをすごく可愛がってくれて。普段仕事で高齢の方と接する機会も多かったのですが、こんなに喜ばれている表情を見たことがなく驚きました。

出産後で憂鬱な気分になったりすることがある時期で、家族以外と話す機会が少なく閉鎖的な生活を過ごしていた自分もうれしかったし、癒されたんです。

そしてこれは、同じ思いをもって過ごしているお母さんたちにも教えてあげたいし、施設で過ごしている方々にとってもいい刺激になっていいのではないかと思って。

この時のことが、きっかけになりました。

大切にしていること

私は看護師として病棟で勤務した経験から、高齢者の方や障がいをお持ちの方と健常者が、普段から日常的に関わる必要性を感じています。

病気や障害は突然やってくることがあります。もし自分の両親に突然介護が必要になったとき、知識がなければ、病院や施設に頼るしかありません。でも、ほとんどの方が最後まで住み慣れた自宅で過ごす事を希望されます。

普段から、支える人が、介護の必要な高齢者の方や障がいをお持ちの方と接する機会があれば、本人が住み慣れた自宅で最後まで過ごすことができるのではないかなと思っています。

子どもたちや若いひとが、「年をとること」や「介護」について、もっと身近なことに感じればいいな、と思うんです。それも、一人が負担するのではなくて、地域で支えあえる街になったらいいなと思います。

近沢真伊子さん

私が、地域のいろんな人に助けてもらって子育てをしてきたように、子育ても介護も地域全体で楽しくできたらいいのになと思うんです。

赤ちゃんボランティアは、その第一歩です。

あと今はとにかく、一人で過ごしているお母さんの助けになればという思いで活動をしています。

活動を通して思うこと

施設で過ごしておられる高齢者のみなさんは、子育てを経験された方も多く、子供たちが訪問すると、昔を思い出したように自然にあやしてくださいます。

活動の写真

子どもや孫世代と離れて暮らしておられる方も多く、「久々にだっこしたわ~」「かわいいなぁ~」と子供たちとのふれあいを心から喜んでくださるんです。

驚いたのは、寝たきりの方が赤ちゃんをさわろうとして起き上がってこられたり、認知症で気分にムラのある方が、子供のかおを見て、気持ちが穏やかになられること。

人には誰かの役に立ちたいという気持ちがあって、それは年を重ねてからも同じだと思うんです。施設に遊びに来た時、おじいちゃんやおばあちゃんが子どものお世話をしてくれて、お母さんやお父さんが少しの時間でも気が休まれば、お互いにとって良いことだらけですよね。

あと、いい影響を受けるのはお年寄りの方だけではないんですよ。

子供たちは、杖や車椅子を利用して生活しているお年寄りと一緒に過ごす事で、自然と人に優しくなり、高齢者や障がいを持った方に対して労る気持ちが芽生えます。

活動の写真

子どものお父さんやお母さんも、普段立ち入ることのできない介護の現場をみて、親の将来を考えるきっかけになるかもしれないなと思っています。

家庭、育児、仕事との両立、バランスはどのように取っていますか

育児休業から仕事に復帰したころに、ちょうど新型コロナウィルス感染症が流行りだし、最近は仕事が中心の生活になっています。

自分の役割を全部完璧にこなすのは難しいので、夕食や休日のお昼にお惣菜やインスタント食品を利用したり、掃除機は週末だけ。夫や子どもも家事に協力してくれています。仕事も子育ても地域の活動も、家族や周りのひとの理解と協力があるから続けてこられたと思います。

この活動を始めて、自分の中で何か変化がありましたか

この活動を始めて、これまでしたことのなかった、いろんな経験をすることが増えました。こういう活動をしているとやっぱり、普段の生活ではできないことを経験できるんですよ。いろんな人と出会って、いろんな人の考えを知って、世界が広がったと感じています。

そしてそれを仕事に生かせています。

あと、自分に対して自信がついたのも変わったところですね。とにかく、仕事をしている人にも、市民活動はオススメです。

これからどんなことをしていきたいですか

育児休業が明けたころにはコロナの影響で、施設への訪問ができなくなってしまいました。

施設の利用者さんとオンラインで交流したり、人数を限定して親子で遊びの広場を開催したりしています。Withコロナライフが長期化すれば、密を避ける形で運営方法を柔軟に変えていこうと思っています。

コロナが収まれば、市内の各地にある介護施設に近所に住む親子連れや、放課後に親の帰宅を待つ子供たちが集えるような居場所をつくりたいですね。

これから高齢者のための施設はどんどん増えるし必要になってくる時代です。今でも各地域にあります。

高齢者のための施設はたくさんありますが、岸和田には児童館がなく、小さい子を連れたお母さんが天気を気にせず、いつでも気軽に立ち寄れる場所が少ないんです。

介護施設に協力していただき、近所で孤育てをしている親子や、かぎっ子、介護に悩んでいる家族らが気軽に集えるような居場所が増えたらいいなと思います。近所に知り合いができたら、子育て中の保護者も介護に疲れた家族も気持ちが楽になるのではないかと思います。

障がいがあり外出が難しい方や、仕事に行けず自宅で過ごしているような方が外に出てこられるようなきっかけにもなったらいいなとも思います。

まだ多くはありませんが、日本には高齢者と子どもが一緒に過ごしている施設もあります。富山型デイサービスやふじのくに型福祉サービスと呼ばれています。一から共生施設を作るのは難しいですが、既存の施設が地域に開かれた居場所となることで、岸和田がもっと活気あふれるやさしい街になると思います。

活動の写真

もちろん看護師の仕事は続けながら、協力してくれる人を増やしてゆっくり計画していきたいですね。

これから市民活動を始めようとしている人にメッセージを

私自身、市民活動やボランティアって、自分には関係のないことだと思っていました。

だけど、誰かの役に立ちたいっていう気持ちはたれもが持っていると思います。私はたまたまきっかけがあり、こうして活動しています。

岸和田は生まれ育った街ではないけど、知り合いが増えて今はとっても楽しいです。

型にはまったボランティアという形ではなくて、自分自身にできる、身近な「おせっかい」がボランティアや市民活動の一歩だと思います。

子どもと公園へ行ったとき、ゴミが落ちていて気になったら、勇気がいるけどゴミ箱に入れてみるのもいいと思います。とっても気持ちが晴れやかになりますよ。

まずは身近なところから無理せず、始めてみませんか。


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