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令和4年度の公民連携による取組をまとめました。
包括連携協定の締結が6件、公民戦略連携デスクがコーディネートした連携は25件となりました。
詳細は下記よりご確認ください。
令和4年度岸和田市公民連携の取組実績 [PDFファイル/682KB]
令和4(2022)年度に実施した、公民連携の主な取組をご紹介します。
令和5年2月14日、国立研究開発法人理化学研究所と有限会社野花ヘルスプロモート、岸和田市は「遠隔会話システムを用いた新しい社会参加とその認知機能向上効果にかかわる実証研究」について、共同研究契約を締結しました。国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター目的指向基盤技術研究グループ認知行動支援技術チームは、高齢者の認知機能低下を予防するために、認知予備力を高める認知行動支援技術を重点的に開発し、特に、写真を用いた会話支援技術『共想法』に立脚した会話支援技術を開発し、人間の認知面、心理面に与える影響を評価するなどの研究を行っています。今回の共同研究は、岸和田市在住の認知症のない高齢者から介入プログラム参加を募り、ランダム化比較試験を行うものです。
左から
有限会社野花ヘルスプロモート 冨田 代表取締役
岸和田市 永野市長
国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター
認知行動支援技術チーム 大武 チームリーダー
(参考)岸和田市報道発表資料,国立研究開発法人理化学研究所ウェブサイト
有限会社野花ヘルスプロモートウェブサイト
令和5年2月9日、関西大学と岸和田市は、特色ある地域づくり・まちづくり、教育・文化・スポーツの振興、人材育成、健康・福祉の増進、地域産業の振興、学術研究といった6分野にわたる連携協力に関する連携協定を締結しました。
市長からは、「我々基礎自治体の知識、ノウハウだけでは市民のニーズを充足させていくのは難しく、教育・研究機関である大学との連携は非常に重要である。市外からの視点で、岸和田市の魅力を掘り起こし、地域資源を磨き上げていくなど、我々だけでは開くことのできない未来への扉を、学生の皆さんとの挑戦的な取り組みを進めることで、ともに開けていくことを期待している。」、前田学長は、「本学の学是「学の実化」が示す教育理念は「学理と実際との調和」であり、これは学問と実社会の相互作用を意味する。この理念に基づき、学生が岸和田市の地域課題を肌で感じ、大学での学びを課題解決や地域の活性化につながる学びに発展させていくことを期待している。市制100年、大学昇格100年と、ともに記念すべき年を迎えた縁も大切に、これからしっかりと連携を深めていきたい。」との発言があり、今後も多くの分野において、連携・協働を促進し、地域の活性化を図ってまいります。
左から前田 学長、永野 市長
(参考)岸和田市報道発表資料,関西大学ウェブサイト
令和5年1月25日、ホームサーブ株式会社と岸和田市は、子ども・学び・福祉、産業振興・雇用促進など多分野にわたる包括連携協定を締結しました。
市長からは、「これまで培かわれたスキルと経験を存分に発揮していただき、本市の発展のために今後もお力添えいただきたい。」得永代表取締役社長からは、「私共の培ってきた経験・ノウハウを安心してずっと住めるよう市民の皆様の生活向上に生かしていただければ。」との発言があり、今後も多くの分野において、連携・協働を促進し、地域の活性化を図ってまいります。
左から得永代表取締役社長、永野 市長
(参考)岸和田市報道発表資料,ホームサーブ株式会社ウェブサイト
令和5年1月13日、一般社団法人OSAKAゼロカーボンファウンデーションと岸和田市は、環境、地域活性化など多分野にわたる包括連携協定を締結しました。
市長からは、「協定の締結を通じて知恵やお力を借りながら、ゼロカーボン等の環境への取り組みや地域課題解決に向けた取り組みを連携して進めていきたい。」田中代表理事からは、「我々がもつ様々なノウハウを提供し、脱炭素といえば”岸和田”といわれるような取り組みを進め、岸和田市の発展に寄与していきたい。」との発言があり、今後も多くの分野において、連携・協働を促進し、地域の活性化を図ってまいります。
左から田中 代表理事、永野 市長
(参考)岸和田市報道発表資料,一般社団法人OSAKAゼロカーボンファウンデーションウェブサイト
12月8日・15日にわたり、青山学院大学総合文化政策学部の「ネットワーク社会と文化」(講師:宮田和樹さん)の授業内で、岸和田市のPR及びメタバース(VR・AR)を使用した岸和田市の魅力発信・創造のためのワークショップなどを開催しました。
受講した学生からは「日ごろ大阪に持っていない(豊かな自然など)イメージが新鮮でした」や「調べると広報広聴課以外にも街を盛り上げる情熱を持って情報発信されている方々が多く見つかり、多くの人から愛されている街であることも魅力の一つだと感じました」などの感想をいただきました。
今回の授業は、青山学院大学、特定非営利活動法人エコロジーオンライン及び岸和田市が協働して実施しました。(参考)青山学院大学総合文化政策学部, NPO法人エコロジーオンライン
リコージャパン株式会社から、SDGsの17ゴールを示したステッカーを提供いただきました。
八木市民センター、桜台市民センター、山直市民センター、マドカホールの階段に貼り付け、SDGs啓発に活用させていただいています。
八木市民センター 桜台市民センター
山直市民センター マドカホール
令和4年11月21日、第一生命保険株式会社と岸和田市は、産業振興、地域活性化など多分野にわたる包括連携協定を締結しました。
市長からは、「これまでのノウハウやお力を我々にお貸しいただいて、市民の福祉向上のために一緒に頑張っていただきたい。」高橋支社長(堺支社)からは、「皆さんとタッグを組み、より岸和田市の皆さんに貢献できるように頑張りたい。」との発言があり、今後も多くの分野において、連携・協働を促進し、地域の活性化を図ってまいります。
左から高橋 支社長、永野 市長
(参考)第一生命保険株式会社ウェブサイト
令和4年10月28日、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と岸和田市は、子ども・学び・福祉、健康・働き方改革・ジェンダー平等など多分野にわたる包括連携協定を締結しました。
市長からは、「民間企業の知恵を借りながら、力を合わせながら市民の生活をまもり、本市における課題を一緒に考えて、一緒に乗り越えていきたい。」萩原支店長(大阪南支店)からは、「この協定がゴールではなくスタートだと捉えている。岸和田市と連携し、私共もともに成長していきたい。」との発言があり、今後も多くの分野において、連携・協働を促進し、地域の活性化を図ってまいります。
左から萩原 支店長、永野 市長
市立幼稚園の園児向けに、花王グループカスタマーマーケティング株式会社による「手洗い教室」を実施しました。園児たちも手洗いの歌を歌いながら、楽しく学ぶことが出来ました。また、正しく手洗いした時とそうでない時の汚れの比較やマスクの効果について等、”手洗い名人”が分かりやすく園児たちに教えてくれました。
手洗い教室は、計16の幼稚園で令和4年12月まで実施します。
市と大塚製薬株式会社は、包括連携協定(令和2年7月締結)に基づき、市民サービスの向上及び健康的な生活の実現などをめざして、連携と協働を進めています。このたび、大塚製薬株式会社より熱中症対策を市民に呼び掛けるポスターを作成いただきました。
▼作成した熱中症対策啓発ポスター
令和4年6月14日、岸和田市内保育所の保育士向けに、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社による「リスクマネジメント研修」を実施しました。
“従来のリスクマネジメントの考え方”を一旦見直し、損害保険会社の視点による事故防止活動の進め方のコツについてご講演頂き、会場とオンライン参加を合わせて約40名の施設管理者をはじめとする保育士が受講しました。
【講師】大阪南支店 南大阪支社 支社長 葛原 克重 氏
研修中には講師から受講者に対してヒヤリハット活動についての質問が投げかけられ、現場での事故発生時の対応方法等、実際の現場で起こると想定されるお話がやり取りされました。
■あいおいニッセイ同和損害保険株式会社ウェブサイト
令和4年6月7日、「岸和田カンカンベイサイドモール(※1)」を所有している岸和田マネージメント合同会社と運営・管理している株式会社プライムプレイス岸和田マネージメント合同会社と岸和田市は、子ども・学び・福祉、産業振興など多分野にわたる包括連携協定を締結しました。
市長からは、「行政の仕事は民間企業と連携することによって発揮できるエネルギーが大きく変わってくる。岸和田カンカンベイサイドモールという拠点を素晴らしい舞台としていろいろなことを企画・実施してもらい、地域と共に岸和田の賑わいづくりにこれからもご協力を頂きたい。」との発言があり、今後も岸和田カンカンベイサイドモールを拠点とした様々な公民連携の取組みを推進いたします。
(左から) 佐々木 部長、永野 市長
岸和田健老大学(※1)にて、NHKによる回想法(※2)ライブラリーの講座を実施しました。参加した岸和田健老大学の学生たちは、昔の懐かしい映像(皇太子さま ご結婚、NHK連続テレビ小説「おしん」等)を見ながら、その当時の思い出話で大変盛り上がりました。
また岸和田市からも昔の岸和田駅やだんじり祭りの映像を提供し、今年市制施行100周年を迎える岸和田市の振り返りも実施しました。
本取組みは超高齢化社会において、認知症患者が増加されることが予想される中で、認知症予防に効果があると言われている回想法を高齢者に体験をしてもらうために、NHKとの公民連携の取組みとして実施されました。
NHK大阪放送局 南大阪営業センター
主任 長坂 直輝 氏
昔の懐かしい映像を見ながら当時の思い出話をお話する学生たち
(※1)
地域で暮らす高齢者に対して、生涯学習を推進し、豊かな老後の創造をめざすことと等を目的とした認定特定非営利活動法人。
■岸和田健老大学ウェブサイト
(※2)
懐かしい物や映像を見て、思い出を語り合うことで、認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があると言われている一種の心理療法。NHKでは施設や家庭で手軽に回想法を行えるように、昔の番組やニュースの映像と、回想法の手順を示す動画をウェブサイトに公開中。
■回想法ライブラリー/NHKアーカイブス