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人口減少・少子高齢化、市民ニーズの多様化などによって行政課題は複雑・高度化しており、もはや行政だけで課題解決を図ることが困難な状況となっています。このため今後は、企業や大学等との連携やネットワークにより社会を支えていくことがより重要になると考えられます。
一方で、近年、CSR(社会貢献活動)やCSV(本業での社会貢献)に取り組む企業等が増えており、本市においても、行政と連携したい、社会貢献活動をしたいという企業等のニーズが増えつつあります。
しかしながら本市では、連携実施について企業等から相談や提案を受け付ける窓口が不明瞭である、また、既に連携協定を締結しているにもかかわらず取組が不十分であるといった課題がありました。
これらの課題を解決するため、企業等からの相談受付窓口を明確にすること、企業等の提案やアイデア、ノウハウ等を活用し、「市民サービスの向上」、「地域課題の解決」、「地域の活性化」を図ることなどを目的として、令和3年10月15日に「岸和田市公民戦略連携デスク」を設置しました。
≫ 岸和田市公民戦略連携ガイドライン [PDFファイル/1.49MB]
企業や大学等には、民間ならではのノウハウ、アイデア、技術等、多様な資源があります。岸和田市は、基礎自治体として地域とのつながりがあり、また公共性、信頼性をもっており、大阪府や他の基礎自治体と連携することも可能です。
それぞれの「良さ」、「強さ」を「つなげて」、それぞれが「良し」となるよう、「新たなパートナーシップ」をめざします。
▼岸和田市がめざす公民連携の全体イメージ
企業、大学等のノウハウ、アイデア、技術等を活用し、より良い市民サービスの提供をめざします。
行政だけでは解決が困難な地域の課題を、企業、大学等と連携して解決することをめざします。
企業、大学等と連携事業を実施することで、新たなビジネスモデル等の構築し、「まちの活気」が広がっていくよう地域経済の活性化をめざします。
企業・大学等から連携に関する提案や相談をお受けします。提案や相談内容については、十分に聞き取り、連携の実現に向けて調整を進めます。また、岸和田市からも庁内各部署が抱える課題や地域が抱える課題を集約・発信し、企業・大学等に連携事業をアプローチします。
窓口で受けました連携提案について、連携実現できるよう検討し、庁内各部署と調整します。また、課題解決に向けたアイディア等の共創をめざし、企業・大学等の皆様と意見交換を行います。意見交換を通じて、常時、課題解決に向けた魅力ある提案を受け付けています。
公民連携のプロセスにおける、アイディアから具体的な事業を成形していく過程について、岸和田市公民戦略連携デスクでは、課題の発信と解決に向けた提案の募集を行っています。
なお、業務改善に向けた明確なソリューション提案等は、それぞれの業務所管課において、直接提案を受け付けることも可能です。(まずは気軽にご連絡ください)
岸和田市との連携による課題解決に向けた取組の提案方法等については、以下のリンクから詳細をご確認ください。