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私たちのまち岸和田には、様々な名品があることをご存じですか。その中から、一定の基準をクリアしたものを「岸和田ブランド」として認定し、まちの魅力を全国にアピールしています。
今回、新たに岸和田ブランドに仲間入りした3品から、まちの魅力を感じてみませんか。
問合せ 産業政策課事業者支援担当 電話:072-423-9485 ファクス:072-423-6925
岸和田市の知名度向上や地域経済の活性化を目指し「岸和田らしさ」を備え、市内で生産・製造・加工されている優れた産品を「岸和田ブランド」として認定しています。
市と岸和田商工会議所が主体となり、岸和田ブランド認定委員会を立ち上げ、認定を行っています。令和5年10月現在の認定品は、26事業者・27品目です。
岸和田ブランド公式X(旧Twitter)とホームページでは、認定品の情報を発信しています。ぜひご覧ください。
X(旧Twitter)(外部リンク)
岸和田ブランドは平成22年に誕生し、様々な産品を認定してきました。現状を踏まえ、今後の岸和田ブランドのあり方について、認定委員会の佐々木委員にお話を伺いました。
『誕生から10年以上経過し、岸和田ブランドの認知度は少しずつ上がってきましたが、まだまだ市民の皆さんに認知されているわけではありません。だんじりやお城だけではなく、優れた産品がたくさんあるということを多くの市民が知れば、ブランド力が上がり、岸和田市が推している「岸和田ブランド」を市民以外の人も魅力的に感じる様になると思います。
岸和田ブランドを通して「岸和田には伝統的な産品、新しい産品があるんだ」ということが広まれば、市のイメージアップにもつながり、良い相乗効果が期待できます。』
岸和田ブランド認定委員会 佐々木壮太郎 委員(和歌山大学観光学部教授)
店主 竹田蓉子さん
創業当時の味を守り続け、餡と砂糖、つなぎの餅粉を混ぜ蒸し上げるという約280年変わらぬ製造方法で、もっちりとした食感が特徴です。パッケージは、竹の皮で時雨餅を包んでいた昔の包装を再現しています。
『これからは老若男女問わず、さらに多くの人に時雨餅を知ってもらうため、まずは地元の人に愛されたい。そして岸和田に貢献したいです。』
江戸時代中期創業。営業は午前9時頃~午後6時頃(売り切れ次第終了。火曜日定休)。時雨餅一筋で販売を続ける。
二代目 井阪一仁さん、三代目 井阪文紀さん
5年かけて開発した、独自ブレンドの「ぬか」に漬けることで酸味が抑えられ、長くおいしさを味わえます。「一度食べると、おいしさを分かってもらえるはず」と店主一押しです。
『岸和田ブランドの物産展などで試食の機会を設け、自慢の味をたくさんの人に知ってもらい、全国に泉州の特産品「水なす」のおいしさを広めていきます。』
平成14年創業。営業は4月~10月の午前10時~午後5時(日曜日定休)。ホームページでも販売。
代表取締役社長 林孝彦さん
「自分たちでビールタンクを作って、みんなで飲みたい」との思いから、ロケットや新幹線の金属部品、鏡板※を作る技術力を生かし、クラフトビールを作りました。飲みやすさを重視したフルーティーな味わいです。
『今後は岸和田産の原料を使用して、水なすや彩誉フレーバーの開発などに挑戦し、岸和田ブランド認定品とコラボもできれば面白いですね。』
※鏡板…タンクなどで使用される半球形状の部材。
昭和21年創業。営業は午前9時30分~午後5時30分(土・日曜日定休)。ホームページやコープ岸和田店(北町)などで販売。
8月23日、市役所で認定証交付式が行われました。
「あゆみの水茄子浅漬には岸和田ビールの鐵工と白鐵、時雨餅(小豆)には黒鐵が合うのではないか」という話が飛び交いました。