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~景観十年、風景百年、風土千年~
私達の日々の営みが、いつか時を経て、風土としてその土地に息づくことを想定し、未来に繋げていくため、市民と一体となって景観形成に取組むことが重要だと考えています。
景観啓発の取組みとして、平成24年度より実施している「こころに残る景観資源発掘プロジェクト」では、市民から景観資源を募集(発掘)し、特に優れた景観資源を市長が指定しています。
景観形成の基本目標である「豊かな自然環境と歴史的環境が織り成す『個性的快適環境都市』の創生」を実現するためには、市民、事業者、行政が協力し、優れた景観をつくり、まもり、はぐくみ、次の世代へつないでいく必要があります。
景観資源を発掘し、その情報を蓄積、共有していくことは、人を惹きつける固有のストーリーとなり、景観に魅力を付け加えたり、裏付けたりする手段として有効であると考えられます。地域に係る人々の誇りの醸成と地域価値の向上が相俟って、地方創生につながる「良き循環」による効果の発現も期待されます。