ページの先頭です。 本文へ
現在地 トップページ > 広報きしわだ > 広報きしわだ 令和5年(2023年)1月号10・11面

本文

広報きしわだ 令和5年(2023年)1月号10・11面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年12月28日掲載

特集
知っていますか? 「地区市民協議会」
​わたしたちのまちをもっと元気に!
もっともっと住みやすく!

自分たちが暮らすまちを地域のみんなでより良くしたい!と活動している
「地区市民協議会」のことを、皆さんは知っていますか。
今号では、地区市民協議会と地域のために活動している団体について紹介します。
問合せ 自治振興課協働推進担当電話:072-423-9740 ファクス:072-423-6933

元気な市民のイメージイラスト

「地区市民協議会」ってなあに?

 地区市民協議会(以下、市民協)は、概ね小学校区ごとにあるコミュニティ組織です。
 それぞれの地域は、地理的、社会的特徴が異なっているため、抱えている課題やニーズもさまざまです。市民協は、自分たちの住む地域社会をみんなの力で良くしていくことを目的に活動しています。
 昭和48年に初めて城北地区で市民協が設置されてから、少しずつ広がっていき、平成12年には市内のすべての小学校区に設置され、現在全部で20の市民協があります。地区公民館が主な活動拠点になっています。

誰でも活動に参加できるの?

 市民協は、その地域に住む人はもちろん、その地域に通勤・通学している人やその地域で事業をしている人たちも市民協の一員として、活動に参加することができます。

どんなことをしているの?

 市民協は、地域団体(町会、子供会、青年団、民生委員・児童委員、PTAなど)と連携して、地域コミュニティの活性化や地域の課題解決のため、さまざまな活動をしています。
 ライフスタイルが多様化している現在ですが、活動に参加することで地域に知り合いが増え、いろいろな繋がり・仲間ができるかもしれません。あなたも市民協の活動に参加してみませんか。活動に参加したい人は、自治振興課までお問い合わせください。

地区市民協議会イメージ図

活動例

危険箇所防止運動の写真
危険箇所防止運動

歩道の清掃活動の写真
​歩道の清掃活動

川の清掃活動の写真
川の清掃活動

夜警の写真
夜警

市民スポーツカーニバル 綱引きの写真
市民スポーツカーニバル

総合防災訓練の写真
総合防災訓練

・連合運動会
・見守り活動
・地域の花植え
・避難訓練
​・夏祭り
・たこあげ大会
・マラソン大会
・餅つき​
・こども教室
など

​​「修斉地区まちづくり基本構想」を策定!
​修斉地区市民協議会の挑戦

「修斉地区まちづくりワークショップ」を開催し、自分たちのまちづくり基本構想をつくりました。
次は、「地区防災計画」! 楽しみながらまちおこし、まだまだ頑張りますよ!

金田さんのインタビュー写真
​修斉地区市民協議会まちづくり専門委員会
副委員長 金田 隆行さん

まちづくり専門委員会の立ち上げ

 修斉地区はほとんど農地に指定されていて、家を建てたりできないんです。北阪町の人から大阪外環状線(国道170号)沿道の農地の土地活用について相談を受けたんですが、修斉地区は神須屋町から北阪町まで縦に長く、各町にもそれぞれ道路や土地活用など課題がある。それらをまとめて要望書を提出しよう。それなら市民協という素晴らしい組織があるのだから、市民協でやりましょうということで、3年前にまちづくり専門委員会を立ち上げたんです。

自分たちのまちづくり基本構想を策定

 初めは要望書ぐらいに思っていましたが、進めていくうちに「これじゃあかん、市は振り向いてくれない。市には総合計画とか都市計画マスタープランがあるから、市民側でもそういう計画を立てよう」と作ったのがこの「修斉地区まちづくり基本構想」です。アドバイザーに大学の先生を迎え、いろいろ相談し、勉強会もしました。そしてワークショップを5回開催し、修斉地区の宝、課題を出し合い、テーマごとに目指すべき将来像を決めていきました。みんなで活発な話し合いをし、昨年5月に完成したんです。

行動を起こし、続けていくことが大事。次は「地区防災計画」!

 今年からは、修斉地区の防災計画に取り掛かります。2~3年計画で作ろうと考えています。先日、防災講座をしたんですが、たくさんの人が参加してくれました。防災については関心が高いと思うので、町会、市民協に関わって防災をやろうという人が増えてほしいですね。
 防災といえば、修斉地区は公園が少ないんです。防災上も公園が欲しい。一時避難所としての公園ですね、防災資機材や備蓄倉庫も置けるような。公園といえばグランピングができる農業公園も作りたい。田園風景を残しながら活性化を図る。夢物語でも言い続けることが大事、言わないうちに諦めるより言い続ける!声を上げないと誰も振り向いてくれません。(笑)

ワークショップの写真

ワークショップの写真
​令和3年8月に行われた第1回ワークショップの様子

修斉地区まちづくり基本構想の冊子の写真
​令和4年5月に完成した修斉地区まちづくり基本構想

修斉地区まちづくり基本構想のQRコード
​詳しくはこちらから

修斉地区の魅力を再確認!
-修斉地区の宝をめぐるまち歩きに参加して-

 昨年11月22日に開催された「修斉地区の宝をめぐるまち歩き」。有真香会館~阿間河滝町の石垣の町並み~奥家の椋~長屋門坂~意賀美神社~北阪八幡宮~成願寺~宝照院~有真香会館という約4キロメートルを歩くコースに参加された植田さんにお話を聞きました。

植田博子さんの写真
植田博子さん(土生滝町在住)
 「修斉地区の宝はもちろん知っていますが、より詳しく歴史的なことを知りたいと思い、参加しました。興味深いお話を聞かせていただき、とてもおもしろかったです。こういう機会をもっと増やして、修斉地区の魅力を知り、さらに地域のことを考える人が一人でも多くなることを願います。」

阿間河滝町の石垣の町並みの写真
​阿間河滝町の石垣の町並み

旭・太田地区市民協議会の活動

みんなでJR東岸和田駅を色とりどりのお花でいっぱいに!
「ガーデニングショウ」

 旭・太田地区市民協とリハーブ全体管理組合、府岸和田土木事務所、岸和田市で構成された協議会が主催し、毎年5月にJR東岸和田駅前で「ガーデニングショウ」を開催しています。
 昨年は、個人が78人と旭小学校、太田小学校、土生中学校、大阪技能専門学校、ニチイケアセンターの5団体が参加し、合計168個のバスケットで駅前を彩りました。

ガーデニングショウの写真
ガーデニングショウの写真

天神山地区市民協議会の活動

地域で愛される一大イベント
花火が夜空を彩る、「天神山夏祭り」

 天神山地区市民協では、毎年8月の第1土曜日に天神山小学校で夏祭りを開催しています。夏祭りは「天神山を故郷と思ってもらえるような、帰省のきっかけとなるような行事を」ということで企画され、昨年、3年ぶりの開催となる29回目を迎えました。この夏祭りに参加するために地元・天神山に戻ってくる人も多いそうです。ビンゴ大会や屋台の出店もあり、花火が上がる夜の8時頃には3,000人以上の人で賑わいます。

花火の写真

天神山夏祭り会場の写真

地区市民協議会のあり方を考える
​光明の未来をつくる福祉懇談会の取り組み

地域から困っていることを少しでもなくしていけたら…
その地域はその分良くなっていくよね

ガッツポーズをする北野さんの写真
光明の未来をつくる福祉懇談会
運営委員長 北野 正清さん

光明の未来をつくる福祉懇談会の活動

 平成 29 年に第 4 次岸和田市地域福祉計画・地域福祉活動推進計画が策定され、そのモデル地区に光明地区が入ったことがきっかけで始めたのが「光明の未来をつくる福祉懇談会」です。地域によって困っていることは違います。それで、今、地域で困っていることや、5 年、10 年先に困るであろうことを考え、その対応をしようと活動しています。まず、本当に困っていることは何かを知るために、住民アンケート、各種団体へのアンケートをとりました。その団体へのアンケートで、市民協でも困っていることがあるとわかったんです。

時代に応じたやり方を。「市民協のあり方検討会」発足

 私は、市民協では会長と体育部会長を務めました。市民協というのは 地域の発展のためになくてはならないものです。市民協で困っていることは、各町会からの事務局員の選出や部会の人数、そして各行事のあり方。光明地区は町会によって人数が全然違う。行事が本当に楽しめているのか、地域の人の交流の場となっているのかという声もありました。そういうことを見直そうとしたら、組織自体を変えていく必要があるのではないかということで、令和3年 10 月に「市民協のあり方検討会」を発足しました。過去 10 年間の事務局経験者と一緒に会議をして考え、それを市や社会福祉協議会の協力を得ながら取り組んでいます。先日、「市民協のあり方検討会」でまとめた内容を市民協の役員会に提案したところです。光明地区市民協ができて30年。今までやってきたことを否定するのではなく、良いところは残しながら、時代に応じたやり方を考えていかなければいけません。

みんながともに助け合って、住みやすいまちに

 市民協が地域コミュニティ活動のきっかけになって、そこから町会加入やご近所付き合い、仲間づくりに繋がるといいですね。高齢化や災害を考えると、孤立する人がないようみんなで助け合っていかなければいけません。


Danjiri city kishiwada