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広報きしわだ 令和4年(2022年)11月号11~13面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年11月1日掲載

特集 後世に語り継ぎたい、岸和田のあれこれ
岸和田市 市制施行100周年記念誌 未来に繋ぐ100年のバトン

※岸和田市 市制施行100周年記念誌「未来に繋ぐ100年のバトン」から内容を抜粋し、掲載しています。

ごあいさつ 第32代岸和田市長 永野 耕平

永野市長の写真​ 大正11(1922)年11月1日、岸和田市は市制を施行しました。幾星霜の流れを経ながら、今年、百寿を迎えました。皆様とともに、この記念の年をお祝いできることをうれしく思っております。
 このまちの繁栄は郷土愛を持ってまちづくりを支えた人々の英知の結集とたゆまぬ努力を積み重ねた成果でございます。先人の偉業を再確認するなかで、伝統や岸和田らしさを活かした、それぞれの時代に合ったまちづくりを、市民と行政が力を合わせ進めてきたことがわかりました。次の100年も、持続可能な岸和田市の未来に向けて、市民の皆様と一緒に歩んでいきたいと考えを強めたところでございます。
 本市は、海あり、山あり、歴史文化あり、魅力ある人々もいて、100年前から変わらずポテンシャル(可能性)のあふれる都市です。このような豊かな資源を活用し、市民の方には「住み続けたい」と実感できる、また、市外の方には「住んでみたい」と憧れてもらえる岸和田にしていきたいと思っております。誰もが自分らしく笑顔にあふれ輝けるまちをめざして、議論を重ね、対話と協調の精神をもって、市民の意見を反映し市政運営を進めてまいります。
 現代は、変化のはやい時代と言われます。どのような状況下であっても、固定観念にとらわれない、しなやかな対応が求められています。100周年を契機として、岸和田市のさらなる「飛躍」に繋げるために、これまでを大切に、そして刻一刻と変化する社会、環境、価値観や市民ニーズを柔軟に受け入れ、挑戦することで、将来を見据えた新しいまちづくりの第一歩を踏み出す決意をしております。皆様には、これまで同様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 大好きな岸和田をもっと大好きなまちへ変えていきましょう。
 Challenge to change! まちとともに変わりゆく自分自身を楽しみましょう。​

岸和田市CEO ちきりくん

ちきりくんの画像 皆さん、こんにちは!岸和田市CEO(C:ちょっと E:ええとこ O:おしえたい)のちきりくんです。
 皆さんと僕のまち岸和田市が、令和4(2022)年11月1日に市制施行100周年、100歳の誕生日を迎えました。ちなみに僕の誕生日も11月1日です。
 100周年を記念して記念誌「未来に繋ぐ100年のバトン」を作ったよ。コシノ三姉妹や尾野真千子さんなどの「Special Interview」や歴史を紹介する「岸和田のいまむかし」、だんじり祭などを紹介する「岸和田とまつり」、市民主体の活動を紹介する「みんなでつくるまち岸和田」、後世に伝えたい「未来へのバトン」という内容が含まれているよ。
 記念誌は市内の各図書館や各地区公民館、市ホームページからもチェックできるので、ぜひ見てね!
 今号は記念誌内の「岸和田市100年のあゆみ」と「夢を追いかける岸和田の子どもたち」、「すごろく」をダイジェスト版で紹介しているよ。ぜひ読んでみてね!

記念誌の表紙、水彩画で描かれただんじりと人々
​岸和田市 市制施行100周年記念誌「未来に繋ぐ100年のバトン」

QRコード画像
Web版はこちらから

100周年のロゴとキャッチフレーズ

岸和田市の100年(1922-2022)のあゆみ

市制施行から現在に至るまで、その100年のおもな歴史を写真と年表で振り返ります。

岸和田市誕生 まちづくりのはじまり 大正11年~昭和20年

大正11年に岸和田市が誕生。その後、大正から昭和にかけて、議会制度の確立、基本的な公的施設や道路、鉄道・バス路線などの整備が進められ、市政の基盤が作られました。しかし、昭和20年には岸和田市も空襲に遭い、沿岸部などが被災しました。

大正11年11月…岸和田町が町制を廃し市制を施行。人口3万673人。面積4.232平方キロメートル。
大正12年1月…第1回目の岸和田市会議員選挙を実施。岸和田市最初の市会開催。
大正12年4月…旧城内三の丸にて市制記念博覧会開催。
建物の写真
大正12年に開催された市制記念博覧会の様子
大正12年4月…舟木二三二が市長就任(初代・2代)。
大正13年5月…岸和田市章を定める。
大正13年9月…岸和田市公会堂完成。
公会堂の外観全体写真
大正時代完成当時の岸和田市公会堂
昭和2年1月…第2回市議会議員選挙(関西最初の普通選挙)。
昭和2年8月…春木競馬場建設(翌年、競馬初開催)。
観客席と場内の様子
昭和17年頃の春木競馬場
昭和3年7月…南海鉄道が和泉自動車株式会社を買収し、南海バスを運行。
昭和5年5月…井阪豊光が市長就任(3・4代)。
​昭和5年5月…岸和田駅前昭和大通り開通。
​​昭和5年6月…阪和電鉄天王寺・東和歌山間開通(現 JR阪和線)。久米田駅・土生郷駅(現 東岸和田駅)開業。
​昭和5年8月…岸和田城本丸・二の丸跡などを千亀利公園として整備。
昭和8年7月…川崎正一が市長就任(5代)。
昭和9年9月…室戸台風により岸和田市内でも、1495戸の家屋と6095人が被災。
昭和12年10月…竹崎米吉が市長就任(6代)。
昭和13年3月…土生郷村を岸和田市に編入。
昭和15年4月…寺田利吉が市長就任(7代)。
昭和15年6月…東葛城村・有真香村を岸和田市に編入。
昭和16年3月…市役所庁舎を国道16号建設のため取り壊し、市役所は岸城町の旧泉南郡役所跡に移る。
庁舎の玄関と門が写る全体写真
昭和16年から昭和28年に使用された市役所庁舎
昭和16年8月…国道16号(のちの国道26号、現 府道204号堺阪南線)開通。
昭和17年4月…岸和田市、春木町、山直町、南掃守村が対等合併し、岸和田市に。
昭和17年6月…寺田甚吉が市長就任(8代)。
昭和18年9月…福本太郎が市長就任(9代・13〜15代)。

終戦復興から第二次産業の発展へ 昭和21年~昭和47年

戦後、まちも徐々に復興を遂げ、昭和39年には東京オリンピックの聖火が岸和田市を通過。人口が増加し、子育て制度も見直され始めます。高度成長期を迎え、臨海工業地帯の造成など第二次産業の分野が大幅に発展。昭和47年には市制施行50周年を迎えました。
​昭和21年5月…小島朝一が市長就任(10代)。
​昭和21年9月…戦争で昭和18年を最後に中止されていた岸和田祭が復活。
昭和22年4月…毛利一郎が市長就任(11・12代)。
昭和23年3月…大阪府岸和田消防署を解消し岸和田市消防本部(署)誕生。
​昭和23年4月…山滝村を岸和田市に編入合併。
昭和23年11月 …岸和田市教育委員会発足。
昭和24年6月…広報紙「きしわだの友」発刊。
昭和25年2月…岸和田競輪場完成。第1回岸和田市営競輪開催。
入口前にいる多くの人々
昭和25年、岸和田競輪場が完成。第1回岸和田市営競輪が開催される
昭和28年8月…第1回港まつり開催。
上空から撮影した会場
昭和28年に3日間にわたり開催された「第1回港まつり」の様子。花火大会や巡視船での体験航海などさまざまなイベントが行われた
昭和28年12月…岸和田城本丸に八陣の庭(重森三玲設計)が完成。
昭和29年11月…新岸和田市庁舎(現 市役所旧館)開庁。
外観
写真右側が昭和29年に開庁した市役所庁舎(現 旧館)。左側は昭和46年に完成した新館
昭和29年11月…岸和田城天守閣、市立図書館として再建。
建設中の岸和田城
​昭和29年、岸和田城天守閣を市立図書館として再建。写真は建設中の様子
昭和36年8月…岸和田市立病院が市立岸和田市民病院と改称。
昭和36年12月…中澤米太郎が市長就任(16〜18代)。
昭和39年7月…岸和田駅前通商店街にアーケード設置。
昭和39年9月… 岸和田市内で東京オリンピック聖火リレー。
男性がトーチを持ち道路を走る左右にはバイクに乗る警察官
​昭和39年、上町付近を通過する東京五輪の聖火リレー。沿道に多くの人たちが詰めかけた
昭和43年10月…市制施行45周年を記念し、公募で市の木がクスノキに決定。
昭和46年2月…市役所新館完成。
昭和47年11月…市制施行50周年。
昭和47年12月…岸和田市民会館でNHK『ふるさとの歌まつり』公開収録。
舞台の中央にマイクを持った人と、後ろに法被を着た人などが座る。背景には岸和田城の絵が描かれているの
​昭和47年12月、NHK『ふるさとの歌まつり』公開収録。岸和田だんじり祭が紹介され、全国的に有名に

加速する交通インフラ整備とだんじり&文化の発信​ 昭和48年~平成9年​

第二阪和国道(国道26号)全線開通、阪和自動車道岸和田和泉・阪南間開通、岸和田サービスエリア開業、阪神高速湾岸線全線開通など、道路交通網が急速に発展。観光客誘致も視野に入れたさまざまなイベントも開催され、資料館などの施設が充実していきます。
昭和48年3月…泉州卸商業団地竣工。
手前に線路と電車が走り、その後ろは倉庫のような建物が立ち並ぶ
​昭和48年頃の泉州卸商業団地と国鉄東岸和田駅
昭和48年12月…原 昇が市長就任(19〜26代)。
昭和49年3月…春木競馬場廃止。
昭和49年4月…緑と太陽の丘開園。
昭和50年5月…岸和田市立図書館(本館)オープン。
昭和53年5月…岸和田市中央公園で第1回市民フェスティバル開催。
昭和54年9月…第二阪和国道(国道26号)市内全線が開通。
道路に車が走り、沿道にはそれを眺める人々
​昭和54年開通当時の国道26号
昭和57年10月…市役所別館完成。
昭和57年11月…市制施行60周年。市民憲章制定、市の花にバラを選定。
昭和58年3月…第55回選抜高校野球に泉州(現 近畿大学泉州)高校出場。
昭和59年5月…マドカホール(岸和田市立文化会館)開館。
昭和63年4月…岸和田城築城400年祭開催。市内58台のだんじりがパレード。
昭和63年9月…第1回濱田青陵賞授賞式実施(第1回受賞者 東野治之さん)。
平成元年4月…南海岸和田駅舎(昭和4年建築)取り壊し。
駅舎の前に集まる関係者と空に浮かぶ風船
​昭和4年に建築され、平成元年に取り壊された南海岸和田駅の2代目駅舎
平成2年3月…阪和自動車道岸和田和泉・阪南間開通。岸和田サービスエリア開業。
平成2年3月…市内全域でごみの分別収集実施。
平成3年2月…泉州・千亀利マラソン開催。
平成3年6月…蜻蛉池公園開園。
平成4年9月…岸和田城改修工事竣工。
平成4年11月…市制施行70周年。
平成5年9月…岸和田だんじり会館開館。
館内にある提灯を付けただんじり
​平成5年、だんじりの歴史を学べる岸和田だんじり会館が開館
平成6年2月…泉州国際市民マラソン(現 KIX泉州国際マラソン)第1回大会開催。
​平成6年12月…流木町でキシワダワニの化石発見。
平成7年6月…きしわだ自然資料館開館。
平成8年5月…市立岸和田市民病院、額原町に移転・開院。
平成8年11月…岸和田市総合体育館開館。
平成9年9月…岸和田市公式ホームページ開設。
平成9年​10月…第52回国民体育大会(なみはや国体)剣道競技開催。

時代の流れとともに暮らしやすく安全なまちへ 平成10年~令和4年

市政の健全運営やよりよいまちづくりのための政策が多数策定されました。阪神・淡路大震災、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症流行などを受け、災害対策や医療体制が強化され、環境問題への取組みも推進。そして令和4年11月、岸和田市は市制施行100周年を迎えました。
平成10年4月…岸和田市立保健センター開業。
平成10年8月…人口が20万人を超える。
平成12年6月…地域巡回ローズバス運行開始。
正面からのバス
​平成12年より運行を開始した地域巡回ローズバスは現在も市民の足に
平成13年6月…岸和田市立公民館・中央地区公民館開館。
平成14年4月…浪切ホール開館。
平成14年7月…一般家庭ごみの一部と粗大ごみ収集を有料化。
平成14年11月…市制施行80周年。
平成17年8月…岸和田市自治基本条例施行。
平成17年12月…野口 聖が市長就任(27・28代)
平成18年11月…岸和田市貝塚市クリーンセンター開業。
上空からのクリーンセンター
​平成18年、貝塚市と共同運営の岸和田市貝塚市クリーンセンターが開業
平成21年11月…上松町に消防庁舎新築移転、本部業務開始。
平成23年4月…岸和田競輪場にサイクルピア岸和田BMXコース・クラブハウスを新設、BMX事業を開始。
コース内を走るライダー
​平成23年、岸和田競輪場にサイクルピア岸和田BMXコース・クラブハウスを新設
平成23年10月…岸和田市ゆかりの小篠綾子さんをモデルとしたNHK連続テレビ小説『カーネーション』放映開始。
平成24年11月…市制施行90周年。
平成25年12月…信貴芳則が市長就任(29・30代)。
平成27年10月…水面面積が大阪府最大のため池久米田池が“世界かんがい施設遺産”に登録される。
久米田池まわりに桜の木
​平成27年、久米田池が世界かんがい施設遺産に登録される。周遊歩道は市民の憩いの場に
平成28年9月…市立中学校の全校生徒を対象に中学校給食開始。
平成29年7月…岸和田市立新福祉総合センター開館。
平成30年2月…永野耕平が市長就任(31・32代)。
令和2年9・10月…新型コロナウイルス感染症流行を受け、だんじり曳行を自粛。
令和3年2月…岸和田市忠岡町消防指令センター運用を開始。
令和4年11月…市制施行100周年を迎える。

夢を追いかける岸和田の子どもたち

羽ばたけ、岸和田から世界へ-岸和田では学校や地域クラブ活動で、合唱や演劇、多種多様なスポーツなどが活発に行われており、夢に向かって全力で取り組む子どもや学生を、まち全体で応援しています。

弓を弾いている学生の姿
​岸和田市立産業高等学校アーチェリー部

舞台で演技をする様子
マドカドラマスクール​

ユニフォームを着て、マウンドを走る男の子
岸和田リトルリーグ​

体育館で法被をモチーフにした衣装を着て踊る女子高生
​大阪府立久米田高等学校ダンス部

赤いユニフォームを着て、ピースサインをする18人の選手
女子ソフトボール岸和田jrクラブ​

コースでジャンプする2台のBMX
ドゥールースエリートチーム​

外国人の観客の前で歌唱を披露する合唱団
岸和田市少年少女合唱団​

まわし姿で、拳を土俵につけ腰を落としている少年
右門道場​


Danjiri city kishiwada