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「手のひらにのる 地域産品の祭典」をコンセプトに、全国各地の自治体や事業者が、地域の自慢の産品を持ち寄り1つの弁当にすることで、大阪・関西万博の機運醸成と地域の魅力発信を促進する万博首長連合が企画するプロジェクトです。
万博弁当の食材は、応募があった90種類の中から、「地域の魅力を発信できる素材」、「地球にも人にも優しい素材」といった基準で34地域から35種類の素材が選ばれています。
大阪で「チヌ」と呼ばれる新鮮で脂の乗った黒鯛は真鯛に劣らない素材ですが、需要が少ないため魚価が低迷しており、獲れ過ぎると廃棄する漁師もいるそうです。利用の少ない魚ですが、本市では「岸和田市食の磨き上げ協議会」を立ち上げ、黒鯛のブランディングと市外へのPR活動を行っています。
岸和田市漁業協同組合は正組合員約60人を擁する組織で、しらすや黒鯛など様々な魚種を水揚げしています。
大阪では春菊を「きくな」と呼びます。本市では消費地との距離が近いという強みを活かし日持ちの難しいきくなの栽培が盛んです。特産品である泉州水なすの裏作として作られるので、都市近郊で持続可能な農業をするうえで重要な産品です。
いずみの農協軟弱蔬菜生産出荷組合に所属する約70名の生産者が丹精込めて生産しています。是非ご賞味ください。