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図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)第3弾「理想をカタチにしてみよう(1)」を開催しました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2021年10月22日掲載

図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)を開催しました

第3弾 「理想をカタチにしてみよう(1)」

10月16日(土曜日)、図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)「理想を、カタチにしてみよう」を開催しました。

マジミエ図書館Z通信 第3号 [PDFファイル/2.43MB]

マジミエ図書館Z通信 第4号 [PDFファイル/2.05MB]

講師は、第1弾、2弾に引き続き、アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役の岡本真氏。

ミーティングの様子 講師の様子 

今回の参加者は19名でした。今回もいろいろな立場の方が参加してくれました。

自由な意見交換の場 「目指す図書館像について語ろう」

今回のミーティングでは、マジミエ図書館Z通信1~3号と、図書館長試案として、「図書館基本計画策定に向けて」を資料として配布しました。「図書館基本計画策定に向けて」は、これまでの図書館の事業や、図書館ワークショップで市民や関係者のみなさんからいただいた意見をもとに、館長試案として作成し、これをベースに議論を進めました。

図書館基本計画策定に向けて(館長試案 令和3年10月16日現在) [PDFファイル/991KB]

 

 これまでの意見掲示の様子 発言の様子

発表者の意見

・まちのバロメーターとなる公共施設、図書館はどのような状況なのかが気になり訪れてみたところ、洋式トイレが普及しておらず衝撃を受けた。誰もが安心して利用できるはずの場所が整備されていないのは問題で、自分に何ができるかという思いに。インフラ、ハード問題は人の印象に大きく影響し、まちそのものへの印象にも繋がっている。

・「多目的トイレ」に象徴されるように、「誰もが使える施設」ということは、弱者(障がい者、高齢者、困窮者など.)に優しい施設であるということ。多目的トイレが一基用意されていれば十分かといえば、本当は二基必要。どちらか一方のみでは、左右半身いずれかにハンディがある方を選んでしまうことになる。そこまで思い至れるか。学習室や、エレベーター設置の有無などもそういうこと。図書館の“無償で誰もが利用できる”理念は、表面化しにくい深刻な貧困問題にも役立つものである。

・教育においては今、IQ(学力)が高いことよりも、EQ(喜怒哀楽、感動する心)が高いことが大事となっている。感動する力を伸ばし育むようなプログラム(仕組み)が図書館で提供できないか。世の中の事象に対して疑問を持つことは、ある程度の“学力”が必要であり、そのためのトレーニング(学習)を要する。その疑問に行き着くための前段階である驚き(「!」)がまずは大事で、必要。

・これまでの図書館は個人がインプットするところであったが、これからはアウトプットするところへの転換も必要では。自己実現・自己表現するきっかけの場になれば。

・家族で訪れられる、使い方がわかる、様々な使い方が出来る、場であれば。例えばこれまで利用していない者は、“使い方”でさえわからなかったりするもの。飲み物は持参してよいのか?食べ物は?どれぐらい声が出せるものか?使ってみれば当たり前に“わかる”ことも、使わなければわからない。周知と共に、排除されやすい障がい者や外国籍の方などにも優しい運用を。

・アウトプットする図書館に。例えば今の自習室は個人のインプットの場。これはこれで必要だが、学生がディスカッションしながらグループ学習できる“自習室”といった、アウトプットできる場も欲しい。

講師からのアドバイス

講師写真画像

・大学図書館ではラーニングコモンズとして、そうした施設運用も既に始まっている。

・「静かな昔ながらの図書館」のみを指向すると、こぼれ落ちる人、そのことで追い詰められてしまう人、が発生してきてしまう。「多様性を認める」ダイバーシティ、「内包する・包み込む」インクルージョン、これらが合わさった「D&I」が提唱され、世の中のキーワードとなってきている。

・大阪はリニューアル含め、新図書館オープンのラッシュ。地域活性化、ブランド力・魅力アップが図れるもの。明石市の成功は、新しく生まれる明石市民を増やしていることにあり、そのための施策が打たれている。公共図書館が所在地の人だけでなく誰もが使え、意見が言えるのは、その調達資金が自治体のものだけでなく国庫、地方交付税といったところからも出ていることが大きいが、その一方でその地のためになるものでもある。

・多様性、様々な人たちの交差点となる図書館は、異業種(多業種)交流の場ともなるはず。今はソロワークの場となっているが、多様な交流する仕組みづくりによって、(3)を拡大させた“産官学民(金曜日)連携”、螺旋的な関係性をもって進んでいく場となれる。

次回はの図書館ミーティングは、令和4年1月22日(土曜日)午後1時~3時です。本日深めた議論の内容をもとに、館長試案第2弾を近日中に公開しますので、事前にお目通しの上ご参加ください。


 

年間スケジュール

 

図書館ミーティング日程

  日時 内容
第1弾

7月3日(土曜日) 

午後1時~5時

場所

岸和田市立図書館

3階 自習室

終了しました。

図書館ミーティング(マジミエ図書館Z)通信第1号 [PDFファイル/2.21MB]

第1部「データでひもとく岸和田と図書館」 午後1時~3時

統計データをもとに、図書館と岸和田の今を図書館長がお話します。

データでひもとく岸和田と図書館 [PDFファイル/1.7MB]

第2部 参加してみよう! 

「岸和田ブックフェスタ シン・岸和田市立図書館の言いっぱなし理想交換」

午後3時~午後5時

「ゆるく、細く、長く」がモットーの、みんなで育てるまちライブラリー@岸和田としょかんで理想を語り合いましょう。

「シン・岸和田市立図書館の言いっぱなし理想交換」 [PDFファイル/4.03MB]

第2弾

7月17日(土曜日)

午後1時~3時

岸和田市立図書館 

3階 自習室

終了しました。

グループワーク(1) 「話そう、みんなでこれからの図書館」

マジミエ図書館Z通信 第2号 [PDFファイル/2.33MB]

番外編(1)

未定

視察に行こう!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和3年度の視察は中止となりました。

第3弾

10月16日(土曜日)

午後1時~3時

岸和田市立図書館

3階 自習室

グループワーク(2) 「理想をカタチにしてみよう (1)」

番外編

(3)

12月4日(土曜日)
午後2時~4時

岸和田市立図書館
3階 自習室

講演会

「岸和田図書館の93年~世界初、城型図書館てなんでやねん!」

元図書館職員と郷土文化課職員によるトーク形式の講演会です。昔の図書館の話を聞いて、これからの図書館を思い描いてみませんか。

 

番外編

(4)

12月5日(日曜日)
午後2時~4時

岸和田市立図書館
3階 自習室

講演とディスカッション

「図書館に指定管理ってどうなん?」

指定管理者制度を活用して、図書館の運営を民間企業に任せる自治体が増えています。一方で「図書館に指定管理はなじまない」という意見も数多く聞かれます。

そもそも指定管理って何? サービスはどうなるの? 他の施設との連携や市民との協働は? 実例と統計データで実際のところを学びます。

第4弾

1月22日(土曜日)

午後1時~3時

岸和田市立図書館

3階 自習室

グループワーク(3) 「理想をカタチにしてみよう (2)」

講師

第1弾(終了しました)

橋本 純(岸和田市立図書館長)

七野 司(まちライブラリー@岸和田としょかん世話人)

第2弾~4弾

岡本 真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)

番外篇(2)

万代 博史氏(郷土史研究家)

山岡 邦章氏(郷土文化課職員)

番外編(3)

水沼 友宏氏(桃山学院大学経営学部講師・図書館情報学博士)

岡本 真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)


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