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【6月1日は景観の日】景観ってなに?
6月1日は景観の日です。
景観法を所管する国土交通省、農林水産省及び環境省において、景観法の基本理念の普及、良好な景観形成に関する国民の意識啓発を目的に、6月1日を「景観の日」と定めています。
景観ってなに?
皆さんは「景観」という言葉の意味をご存じですか。また、景観と聞くと何を想像しますか。
有名な観光地やきれいな景色を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
景観とは、目に見える眺めだけではなく、見えたものの印象や、音、光、香りなどを通じて感じるもの、更には、地域の歴史や文化、風土から生じる雰囲気などが含まれています。
また、見る人の思い出やエピソードなども景観を構成する要素です。
そのため、同じものでも季節や時間などにより人それぞれに見え方、感じ方が異なります。
景観とは、このように色々な要素で成り立っているのです。
岸和田らしい景観を未来につむぐ物語
皆さんが岸和田らしい景観と聞いて、まず思い浮かぶものは「岸和田城」や「だんじり」ではないでしょうか。
また、住んでいる地域によっては「久米田池」や「神於山」、「春木川」などをイメージする人もいると思います。
いずれも岸和田を代表する岸和田らしい景観ですが、岸和田にはこれまで培ってきた歴史や文化、私たちの営みにより生み出された景観資源が他にもたくさんあります。
岸和田らしい景観を見つけたり、興味をもつことで、歴史を調べてみたり、写真を個人で楽しむにとどまらない活用をしたり。そうするうちにいつしか岸和田をもっと好きになり、さらに地域への愛着や誇りが高まるのではないでしょうか。
景観は皆さんの日常生活の中で日々創りだされています。
まずは玄関先の清掃活動やガーデニングなど、景観を、守り、育て、創りだすように、未来へつむぐ物語を始めてみませんか。
現在「景観を創りだす」こととして、旧港地区の錨モニュメントまわりにシバザクラを植えるなどの取り組みを行っています。当初は草だらけで定期的な草刈りに留まっていた管理に新たな景観を生みだそうといます。
当初 令和3年12月 令和5年4月
錨モニュメント位置図
来年も4月ごろにはきれいなシバザクラを見ていただけるよう管理しています。
あなたのそばにもある景観
こころに残る景観は、皆さんの身近にも数多くあります。
岸和田市では、景観啓発の取組みとして、特に優れた景観資源を指定するこころに残る景観資源発掘プロジェクトを平成24年度から令和4年度まで実施し、合計106件を指定してきました。
このページの写真はすべて岸和田市内の写真で、こころに残る景観資源としてエピソードとともに指定されています。
HPには、これまで指定したこころに残る景観資源を掲載していますので、是非ご覧ください。
【こころに残る景観資源】冊子ダウンロードはこちら