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岸和田ブックフェスタ企画 知的書評合戦ビブリオバトル・岸和田秋の陣を開催しました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年11月4日掲載

10月11日(日曜日)、岸和田市立図書館3階視聴覚室にて、ビブリオバトルを開催しました。

この日の発表者(バトラー)は5人でした。

ビブリオ

鈴見咲君高さん 「ひきポス7号「ひきこもりと偏見」」

ひきポス

こんな本

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する雑誌で、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げています。紹介された7号は、ひきこもり当事者やその家族が事件を起こした時の、メディアでの取り上げられ方についての考察がテーマです。

中村道彦さん 「有栖川有栖の密室大図鑑」 有栖川 有栖/文 磯田 和一/画 現代書林

有栖川有栖の密室大図鑑

こんな本

不可能犯罪は、いかにして可能となったのか。古今東西の四十密室が大集合。詳細なイラストと解説によって、文章を読んだだけでは分かりにくい密室が、こんな風になっていたのか!と感心、納得できる一冊です。

竹田隆一さん 「植物知識」 牧野 富太郎/著 講談社

植物知識

こんな本

明治から昭和期にかけ、近代日本における植物分類学の基礎を築いた科学者・牧野富太郎が一般向けに書いた植物に関する啓蒙随筆。バナナは皮を食べているなど意外に知られていない事実も。筆者の植物への深い思い入れが伺えるとともに、イラストも豊富で手に取りやすい一冊です。

水無月ジュンさん 「うつ病九段」 矢崎 学/著 文藝春秋

こんな本

棋士生活30年、ある日突然襲ってきた病魔は、うつ病だった-。うつ病で入院し、休場を余儀なくされた羽生世代の棋士・先崎学が、発症から回復までの日々を大胆に綴った本書。うつ病回復末期の“患者”がリハビリを兼ねて綴った世にも珍しい手記です。

バトラーしょうたんさん 「手紙」 東野 圭吾/著 文藝春秋

手紙

こんな本

兄は強盗殺人で服役中。弟のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く。しかし、進学、恋愛、就職と、幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。犯罪加害者の親族の視点に立って、その心情の動向を丹念に追った不朽の名作です。

今回の記念すべきチャンプ本は・・・

観戦者の投票の結果、チャンプ本に選ばれたのは『うつ病九段』(矢崎学/著・文藝春秋)でした。チャンプ本の発表者には主催者より賞状が贈られました。

ビブリオバトルの一番の魅力は、普段自分では手に取らない本と出会えることですが、その後座談会を持つことで、紹介された本やその周辺のエピソードをより深く共有することができ、話が膨らみ楽しい時間を持つことができました。

観戦だけでも大歓迎ですので、ぜひ、お気軽にご参加ください。

座談会