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「プロフェッショナルの本棚」は木下良三さんです
「岸和田にゆかりのある人が選んだ10冊」に続き、「プロフェッショナルの本棚」を企画しています。
木下良三さんは、岸和田で伝統的に栽培されていたさといもやタマネギを作っていましたが、昭和50年代から収益性の高い軟弱野菜作りを開始し、60年代にパイプハウスを導入し周年生産をしました。生産をグループ化することにより、数年安定出荷を実現し、地元スーパーや生協などの流通ルートを確保しました。
近年は、府研究機関や普及センターと協力し、減農薬栽培の普及に貢献。また、市農業研究クラブ連絡協議会会長や府「農の匠会」初代会長などを歴任し、農業振興への取組、後継者等の育成指導を通じ、都市農業の継承に貢献しました。
平成26年度農事功労者として「紫白綬有功章」を受賞されました。これは、収益性の高い安定した都市型農業経営の確立と、農業振興への取組、府内新規就農者育成の第一人者としての功績を評価されたものです。
木下良三氏著書「遥かなる上海の友」、ぜひ読んでみてください。