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[図書館展示]自分にあった わかりやすさ・読みやすさを見つけよう!

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2024年3月15日掲載

 図書館(本館)2階では、公益財団法人 文字・活字文化推進機構様より借り受けしたバリアフリー図書を3月末まで展示しています。

 一人ひとりの情報の「見え方」「受け取り方」が違うので、すべての人にとって「読みやすい」「わかりやすい」本はありません。バリアフリー図書とは、さまざまな人が自分にあった手段を使って、楽しく本を読んだり、情報を得るために工夫された本のことです。

展示の様子 バリアフリー図書についてのポスターの写真

バリアフリー図書

「読みやすさ」や「わかりやすさ」を必要とする読者の特性やニーズを意識した本

LL(エルエル)ブック(わかりやすい本)

わかりやすい文章やイラスト・写真を使いながら、楽しく読める本です。LLブックとは、スウェーデンではじまった「わかりやすい本」のことです。LLというのは、 スウェーデン語の「わかりやすい」という意味からきています。※図書館(本館)1階に、LLブックコーナーがあります。

図書館(本館)1階LLブックコーナーの写真

点字つきさわる絵本

文章だけでなく、絵もさわってわかるように加工されています[触図(しょくず)といいます]。

布の絵本

紙の本と違い、破れたり壊れたりしにくい布製の絵本です。小さな子どもや、障害のある子どもたちもさわって楽しめる絵本です。内容にあわせて、ひもやファスナーなどで遊べるよう工夫されています。

大きな文字の本

一般の本よりも文字のサイズが大きく、読みやすい字体で再編集されています。視力の弱い人、まぶしさに弱い人、ぼやけて見えづらい人や、年を取って見えづらくなってきている人にもおすすめです。

オーディオブック

主に書籍を朗読した音声コンテンツで、視覚に障害のある人、肢体不自由の人、読み書き障害(ディスレクシア)のある人にとって「読みやすさ」を保障してくれるメディアの一つです。

マンガ

絵によって情景が描写されていることや、ふきだしで地の文とセリフの区別がつきやすいこと、内容がほとんど話し言葉(口語体)で展開するのでわかりやすいなど、文字だけの本では「わかりにくさ」を感じてしまう人でも、マンガだと情報を得やすい人たちがいます。

マルチメディアDAISY(デイジー)図書

デイジー(DAISY)は、「Digital Accessible Information System」(アクセシブルな情報システム)の略です。マルチメディアDAISY(デイジー)図書は、ストーリーを読む音声を再生しながら、文章のどこを読んでいるのかがわかるようにハイライト表示する電子図書です。絵本や図鑑などをタブレット端末やパソコンで読むことができます。
 ※点字図書館や一部の公共図書館で視覚障害者向けに貸し出されているもののほとんどは、音声に加えて目次・見出しの情報を記録した、「音声デイジー」で、デイジー録音図書とも呼ばれています。デイジー録音図書は岸和田市立図書館も貸し出ししています。

さまざまな言語の本・さまざまな言語による情報

手話ということばを学習するための本だけでなく、手話で物語を読むための本も出版されています。日本語を母語としない外国にルーツのある人たちが読みやすい本を少しずつでもそろえていくことが図書館に望まれています。

参考資料

  • 「バリアフリー図書の世界」 公益社団法人日本図書館協会、公益社団法人全国学校図書館協議会/監修 国土社/提供
  • 『読書バリアフリー―見つけよう!自分にあった読書のカタチ』 国土社/発行

展示の様子2 展示資料の写真