本文
だんじり用語辞典
だんじり祭りをよく知って頂くための用語解説辞典。
入魂式
新調・大修理しただんじりに魂を入れる日の行事。
試験曳き
祭り本番前に、テスト曳きをすること。通常9月初めの日曜日と祭前日の2回。但し、9月1日が日曜日の場合は次週となる。
曳き出し
祭初日の早朝、午前6時から一斉に各町のだんじりが繰り出すことを言う。
1959年までは午前3時から5時の暗いうちから曳いていた。
宮入り
岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社で行われる。
江戸時代、だんじりを曳いて三の丸稲荷社に参詣し、五穀豊穣を祈願したのが始まり。
現在は各々の鎮守の神様にお参りする。特に、岸城神社に参詣する際のコナカラ坂のシーンは人気があり、圧巻である。
灯入れ曳行
祭の2日間、午後7時から10時までの間、約200個の提灯で飾られただんじりは、昼間のだんじりの「動」に対し、雅やかな「静」を演出する。
やりまわし
だんじりが勢いよく、街角を直角に曲がること。
ブレーキのはたらきをする左右の前テコと、かじをとる後テコのタイミングが難しく、腕の見せどころと言われる。
大工方(だいくがた)
走るだんじりの大屋根(地上約4m)をリズミカルに踊る大工方は、祭りの華。
跳び上がって体の向きを変えたり、両手を広げ、片足で立つ飛行機乗りなど、必見。
三郷の寄り合い
三所または三戸の寄り合いとも言い、浜・町・村の長が祭礼の取り決めを行ったことによる。
毎年、9月1日に開催され、遵守事項等の取り決めや、宮入り、パレードの順番が決定される。
年番会議
約200年前から続いている年番制度の会議である。
曳行コースや自主規制、遵守事項等が取り決められる。
年番は、一年ごとの輪番制で、年番長は、祭礼の最高権威者とされる。
落索
地元では「楽作」と言い、後宴すなわち、祭礼が終わった後の慰労会である。
無事故で終わった喜びと来年に向けての話し合いなど、各町や団体ごとにコミュニケーションがはかられる。