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職員研修会 NPOと行政による協働のまちづくり(平成19年11月16日開催)

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2011年4月1日掲載

 平成19年11月16日(金曜日)、泉佐野市中消防署において「市民と行政の協働のまちづくり研修会Part2-NPOと行政による協働のまちづくり―」を開催しました。

 これからのまちづくりは、地域住民と行政がお互いのできることを、それぞれの自覚と責任をもって行う"協働(きょうどう)"が必要不可欠なキーワードとなっています。これまでの行政主導によるまちづくりから、住民と共に進めるまちづくりとはどういったことなのか、そもそも協働とは一体どういうことなのか、これから求められる住民、行政のそれぞれの役割とはどういったものなのかについて、有田典代さん(特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会事務局長)を招き、認識を深め合いました。

 この研修は、泉南地区(5市3町)と大阪府の職員と合同(泉南地区・大阪府NPO・協働担当職員研修会)で開催し、当日は約20名の職員が参加しました。

 研修の概要は以下のとおりです。

プログラム

  1. 自己紹介(4つの窓)&アイスブレイク(NPOは何色?)
  2. 講義
  3. グループワーク「協働を進めていく上での課題」
  4. 講義とまとめ

研修概要

自己紹介(4つの窓)&アイスブレイク(NPOは何色?)

 4つの窓

  • B4用紙を4分の1サイズに折り、それぞれに自己紹介文を記入し、全員に紹介。
  • 効果として、ポイントを絞って自己紹介ができ、自分自身を見つめることができる。

自己紹介を書いている様子

 NPOは何色?

  • あなたがNPO、ボランティアから連想する色は何色?
  • 同じ色の人とグループに分かれる。
  • このゲームではその人の持っているイメージを共有することができます。

NPOは何色ゲームの様子

各自持っているイメージは様々!ピンク、白、赤、青、緑、茶色、グレー、肌色とたくさんの色が出ました。
このようなアイスブレイクを通じて、最初は緊張していた空気も和やかな空気に変わっていきました。

講義

どうして協働が注目されるようになったのか。

NPO(市民活動)の良さ、協働の原則など

講師の有田先生

「高齢化、少子化、環境破壊、地域コミュニティの衰退など、地域の課題・公共サービスの多様化、複雑化、専門化、グローバル化が進行しています。そういった中、これまでの行政主導の仕組みの制度的疲労、行政の政策能力・遂行能力の限界や市民意識の向上、NPOの台頭があります。行政だけでも、NPOだけでも解決出来ないような問題を解決するための手段として協働が注目されるようになりました。」

グループワーク

協働を進めていく上での課題

  • 各自アイデア出しを行い、グループ内で意見の出し合い。
  • 出された意見をグループ内で議論し、ランク付け。
  • 模造紙に貼り出し、グループ発表。
  • 「行政とNPO相互の理解不足」、「役割分担が不明確」、「評価が難しい」、「人材の育成」等の意見が出ました。

グループワークの様子

課題抽出だけに留まらず、解決策まで提案するグループもありました。

講義とまとめ

協働促進のために取り組むこと、必要なことなど

協働に必要なことは

  • 協働のルールづくり
  • 行政内の総合的な推進体制づくり
  •  「協働型職員」の育成 など

「協働は従来の行政職員像を超えた新しい職務です。職員の意識、行動、能力が問われます。中でも多様な機関、人の参加と協力を促す調整力、何事にも前向きに取り組む積極性、豊かな感情が必要です。また、行政・NPOそれぞれの長所・短所・領域を理解し、事業内容、NPOに見合った取組みを進めていくことが重要です。」

講義の様子

まとめ 「協働は何のため」

 「協働は、 『現代的社会課題を解決し、持続可能な社会を築くために』、 『新しい公共への社会構造の転換を図るために』、『市民参加のまちづくりを推進するために』必要だと思います。 協働することが目的とならないようにしたいですね。」

 この研修は、平成17年6月に策定された「公民協働推進の指針」に基づき、協働推進に向けた「職員の人材育成」を目的として開催しました。今後も岸和田市では、協働のまちづくりに向けた職員研修を開催していく予定です。


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