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平成20年7月5日(土曜日)、五風荘、市職員会館で「第3回お父さんお帰りなさいパーティー!!(略して"おとパ")」を開催しました。
今回は、おおむね50歳以上の団塊・シニア世代の方を対象に、仲間づくりや地域活動をはじめるきっかけづくりとして開催しました。当日は総勢30人(うち4人が女性)の方が参加されました。
第一部の五風荘では、地域デビューの実践者で、岸和田ボランティアガイドとして活躍されている永谷裕久さんから、五風荘の歴史や、自身のボランティアを通じた様々な出会いと経験が生きがいになっているとのお話がありました。
また永谷さんの案内で、実際に五風荘の見学を行いました。
大きな蔵(金庫室のようなもの)や、天守閣を抜群の位置で望める庭園休憩所など、意外と知られていない隠れた名所、五風荘のすばらしさを肌で感じました。
第二部は、場所を市職員会館に移し、石田易司先生(桃山学院大学社会学部社会福祉学科教授)を招き、講義を交えながらグループワークを行いました。
石田先生からは、福祉コミュニティづくりを通じたまちづくりとボランティアの関わりについてお話がありました。
「これからの社会は超高齢社会を迎えます。ある統計では65歳以上の3人に1人が一人暮らしの世帯になります。そうなった時、地域コミュニティは非常に重要になってきます。これからの地域には、ソーシャルサポートネットワーク(色んな人たちが、色んな関わりを持ちながらお互いに助け合う社会)の形成が必要です。」
その後、4~5人のグループに分かれて、環境問題、五風荘の利用法等について、グループワークを通じて、意見出しを行いました。
最後に石田先生より「今日のようなグループワークの雰囲気で、地域のみんなが対等な立場で話し合うことが大事です。そういった意味では、今日のような講座だけでなく、地域で行われる"話し合いの場"にどんどん参加して欲しいですね。また自分たちのアイデアを形にする、実現することの面白さを感じて欲しいです。」とのお話がありました。
今後も岸和田市では、「市民自治都市」の実現を目指し、市民と行政による協働のまちづくりに向けた講座・研修会を開催していきます。よろしくお願いします。