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【問】全国各地でいじめが原因で自殺する小・中学生が増えている。その背景に学級崩壊という問題も浮き彫りになっている。
子どもたちの未来を守るため、本市の小・中学校におけるいじめの実態について、また子どもたちの発するSOSにどのように反応し、いじめとどのように向き合っているか聞きたい。
【答】いじめには、冷やかしや暴力、仲間はずれなどがある。平成22年度は、11月現在で小・中学校あわせて14件把握しているが、いずれも解消に向かっている。
学校では、日記指導や教育相談などで日ごろから子どもの学校生活の状況を把握している。いじめを発見すれば、校内に設置している対策委員会で実態把握と対応を協議し、組織で早期解決に努めている。
【問】学級崩壊の実態と対策について聞きたい。
【答】現在、小学校で3学級発生している。教師自身の指導力や一人で問題を抱えてしまう組織に原因があると考えられることから、複数教師による協力指導や少人数指導を行うなど、改善に努めている。また、教育委員会から指導主事やサポートチームを派遣するなど、学校を支援している。