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【問】昨年12月に示された「保育所民営化ガイドライン」では、民営化により保育の水準が低下することがあってはならないとしているが、どのようなことが起こり得ると考えているのか。
【答】移管時にすべての職員が入れ替わること。保育内容が継続されるのかどうかということ。この二点が子ども達や保護者に最も不安を与えるのではと考えている。
【問】障害児保育については、障害を持つ子どもが集団のなかで発達できるよう、公立保育所ではハード、ソフトの両面から必要な手立てを講じてきたが、民間に移管されたとき、同じ体制がとれるのか。
【答】現在、公立保育所だけでは、保護者からの希望に応えられなくなっており、既に数名が民間保育所で障害児保育を受けている。
公立保育所が、培ってきたノウハウを生かし、官民連携のもと障害児保育の充実を図ることが必要である。また、移管にあたっては公立保育所の保育水準を保つことを条件としたいと考えている。