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第3回岸和田市都市景観賞表彰式を開催しました
第3回岸和田市都市景観賞の表彰式を行いました
日時: 平成23年3月13日(日曜日) 午後2~3時30分
場所: 東岸和田市民センター 4階 大会議室
第3回岸和田市都市景観賞において、市内の建築物6件が岸和田市の景観まちづくりをリードしているとして授賞対象となりました。受賞者の決定を受けて、平成23年3月13日に都市景観賞の表彰式を行いました。
表彰式の様子
副市長より、表彰物件の所有者および設計者に表彰状の授与が行われました。
大阪市立大学大学院の藤田忍教授による、景観まちづくりをテーマに記念講演も開催しました。
全国のさまざまな景観まちづくりの事例紹介があり、受賞者の皆さんや一般参加の方も、わが町岸和田のこれからのまちづくりに思いをめぐらせていました。
表彰状をもって記念撮影
受賞物件紹介
都市景観賞(一般公募部門)
土生滝町会館(土生滝町)
受賞理由:
ガラスを使った壁面や鋼板葺きの切妻屋根など現代風の素材を使いながら周辺の田園風景に調和したデザインとなっている。
また、交差点の一角という通行者の視点が集中しやすい場所において、町会館として町を代表する色でもある法被の色を壁に採用し、木製の縦格子など、意匠にも工夫を凝らしており、この地区の良好な景観形成をリードする役割を果たしている。
都市景観賞(大規模建築物等届出部門)
岸和田市消防本部(上松町)
受賞理由:
上松町に新築された消防本部である。大規模建築物は圧迫感を与えがちだが、道路側から建物をセットバックさせ、縦格子を活用することですっきりした印象を与えている。また、景観を阻害する駐車場や駐輪場を目立たない場所に配置していることから、都市景観に配慮された建築物として評価された。
奨励賞(一般公募部門)
長屋門(額原町)
受賞理由: 小栗街道(熊野街道)の沿道に位置する長屋門である。周辺に点在する長屋門のイメージを残し現代風にアレンジした門であり、歴史的なまちなみを髣髴とさせる造りが評価された。旧街道のアイストップとしての役割を果たしている。
西田クリニック(宮本町)
受賞理由:
南海本線岸和田駅を出て直ぐの場所にあり、岸和田の玄関口にあたる。建築物自体は古いが、洋館風に改装されたことでより華やかなものとなり、周辺のまちなみに調和している。また、一時間に一度、からくり時計がだんじり囃子を奏で、アーケードに描かれているだんじりと共に、駅前の賑わいの演出に一役買っている。岸和田ならではの景観といえる。
特別賞(大規模建築物等届出部門)
ときわ公園(上松町)
受賞理由:
上松町に位置し、都市防災の役目を持つ公園施設である。歩道と公園の境をなくすことなどで、利用者にオープンな印象を与えている。隣接する分譲住宅の家なみと一体となって良好な景観を形成していることから、周辺地区のシンボルとして景観形成をリードしていることが評価された。また、赤いベンチがアクセントとなって通行人の視線を集める役割を果たしている。樹されたケヤキの成長が非常に楽しみな公園である。
努力賞(大規模建築物等届出部門)
ルイシャトレ岸和田春木(八幡町)
受賞理由:
八幡町にある共同住宅。まちかど審査での得票は少なかったが、外構部分を含めた植栽に努力している点が評価された。周辺を歩けば四季に応じた花を楽しむことが出来、手入れも行き届いている。まちなみ景観に植栽が果たす役割は非常に大きく、今後とも維持管理を進めていただきたいという思いから表彰する。