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令和4年度 がん検診等のご案内
がん検診等を受けましょう!
日本人の約3人に1人はがんで亡くなっています。がんは進行した段階で初めて症状が出る場合が多く、早期のがんでは症状が出ることはほとんどありません。早期発見・早期治療を行えば、重症化を防ぐことができます。自覚症状がなくても、がん検診を定期的に受けましょう。
肺がん・胃がん・大腸がんについては年に1回、乳がん・子宮がんについては2年に1回(偶数年齢時)、市の検診で受けることができます。
詳しくは以下をご覧ください。
お知らせ
乳がん検診を受けられる人へ
乳がん検診にあたっての新型コロナワクチン接種の影響について
新型コロナワクチン接種後、免疫反応を獲得している兆候として、ワクチン接種側の脇の下のリンパ節に腫れがみられることがあります。その場合、マンモグラフィの判定に影響を及ぼす可能性があるため、乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後少なくとも6~10週間の間隔をおいてから受けることが推奨されています。
ただし、乳がん検診は乳がんの早期発見・診断・治療につながる大切な検診ですので、受診機会が損なわれたり、受診時期が大幅に遅れるような場合は、この期間によらず、ご本人の希望によって乳がん検診を受けていただけます。
検診の結果、精密検査が必要と判定された場合は、必ず精密検査をお受けください。
ご不明な点がございましたら保健センターまでお問い合わせください。
※参考資料:(日本乳癌検診学会)乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手引きVer.2.1 [PDFファイル/1.3MB]
がん検診等の内容・料金・対象者・実施場所
岸和田市住民基本台帳に記載のある人で、検診日当日、下表対象者に該当する人。
現在治療中の人、勤務先で受診できる人は対象となりません。
検診内容 |
料金(一部負担金) |
対象者(検診日当日) |
---|---|---|
肺がん検診 ※65歳以上の人は結核健診も含みます |
胸部エックス線検査:無料 喀痰細胞診:400円 |
40歳以上の人 ※胸部エックス線検査を実施します。 ※次に該当する人は喀痰細胞診検査 50歳以上で喫煙指数600以上の人 (喫煙指数=1日の喫煙本数×喫煙している(又はしていた)年数 |
胃がん検診 | 500円 |
35歳以上の人 ※バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲み、エックス線で胃の形や粘膜を観察します。 |
大腸がん検診 |
300円 |
40歳以上の人 ※専用の採便容器に、2日分の便を自宅で採取し、検診機関に提出し、出血の有無を調べます。 |
乳がん検診 | 1000円 |
40歳以上偶数年齢の女性(2年に1回) ※個別検診は視触診とマンモグラフィ(乳房エックス線検査)、集団検診はマンモグラフィ(乳房エックス線検査)のみ実施します。令和4年度より集団検診では視触診は実施しません。 ※妊娠中、授乳中又は断乳後6か月以内の人、豊胸術やペースメーカー植込術などを受けた人は受診できません。 |
子宮がん検診 | 500円 |
20歳以上偶数年齢の女性(2年に1回) ※内診、子宮頸部細胞診(必要な人には子宮体部細胞診も)を実施します。集団検診では子宮体部細胞診はできません。 ※子宮全摘出術を受けた人は受診できません。 |
骨粗しょう症検診 | 1500円 |
40歳以上(71歳以上は初回のみ)の人 ※前腕部エックス線検査を実施します。 |
市民歯科健康診査 | 300円 | 40歳以上75歳未満の人 |
※がん検診等の内容・料金・対象者の詳細はこちら [PDFファイル/3.3MB]
実施場所
<肺がん・大腸がん・乳がん・子宮がん検診、歯科健康診査>
事前に検(健)診を希望する医療機関に連絡のうえ受診してください。
各種検(健)診の実施医療機関はこちら [PDFファイル/3.04MB]
市民歯科健康診査の実施医療機関はこちら [PDFファイル/3.76MB]
<胃がん、骨粗しょう症検診>
受診の際は、以下の注意事項をお守りいただきますようご協力をお願いいたします。
・ マスクの着用や手指消毒等の感染予防対策を行ってください。
・ 健(検)診当日は体温測定をし、発熱や感染を疑う症状(倦怠感、咳、下痢等)がある場合は受診を控えてください。
集団がん検診等の申込方法
電話(072-423-8811)、保健センター窓口のいずれかでお申し込みください。
※聴覚障害の人の手話通訳・要約筆記は別途ご相談ください。
集団がん検診等の空き日程(1月24日更新) [PDFファイル/237KB]
申し込み時、お伝えいただきたい情報
1.氏名(フリガナ)
2.生年月日
3.検診当日の年齢
4.性別
5.住所
6.日中連絡のつく電話番号
7.希望の検診内容(集団がん検診等の空き日程(1月24日更新) [PDFファイル/237KB]をご参照ください。)
検診後に精密検査が必要と言われたら
精密検査が必要と言われても「がん」と診断されたわけではありません。
しかし、がんは早期発見・早期治療するほど治る可能性は高くなります。また早期では症状がないこともあります。
「要精密検査」と判定されたら、必ず精密検査を受けましょう。
検診後の精密検査について
※一般的な内容を載せていますので、詳しい検査項目は主治医と相談してください。
<肺がん検診>
・喀痰細胞診検査:たんの中にがん細胞がないか調べます。ただし、1次検診の喀痰細胞診の結果が要精密検査だった場合の再検査は、精密検査としては不適当です。
・CT:肺の断面画像を撮影します。
・内視鏡検査:病巣を内視鏡で直接観察し、必要な場合は細胞を採取します。
<胃がん検診>
・内視鏡検査:内視鏡を口または鼻から胃の中に送り込み、胃粘膜を直接観察し、必要な場合は細胞を採取します。
<大腸がん検診>
・全大腸内視鏡検査:内視鏡を肛門から挿入して大腸粘膜を直接観察し、必要な場合は細胞を採取します。
・S状結腸内視鏡検査と注腸エックス線検査併用:全大腸内視鏡検査が困難な場合はS状結腸内視鏡検査と、肛門から造影剤(バリウム)と空気を注入し、大腸をふくらませてエックス線撮影をする検査を併せて行います。
・便潜血検査の再検査は、精密検査としては不適当です。
<乳がん検診>
・マンモグラフィ(乳房エックス線検査):乳房を上下左右から板ではさみ、エックス線撮影をします。
・超音波検査:超音波で乳房の内部の様子を調べる検査で、しこりの有無やその形・大きさを調べます。
・細胞診:疑わしい部位を細い注射針で刺して細胞を採取し、顕微鏡で調べます。
・生検:太い針などを使って疑わしい組織を一部採取し、詳しく顕微鏡で調べます。
<子宮がん検診>
・HPV検査:子宮の入り口の細胞を採って、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べます。
・組織診:医療器具で子宮の組織を採取して調べる検査で、がんの確定診断に用います。
・コルポスコープ:拡大鏡を使って肉眼で分からない膣や子宮頸部の粘膜と血管の変化を観察します。