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令和元年度 5歳児のためのアウトリーチ ~きしわだアートプロジェクト~ を実施しました
岸和田市内の6保育所5歳児クラスに演劇のプロフェッショナルを派遣し、令和元年度アウトリーチ事業「ヘンテコ楽器とからだを使って知らない自分を見つけよう」を実施しました。
3年目になるこの事業は、楽器の音やパントマイムを通じて、様々な表現の仕方や想像力を学んでもらう全2回のプログラムになっています。
各保育所の先生たちからも「子ども達がとてもいい表情をしていた」「色々な楽器や音に触れる事ができて嬉しそうだった」「本物に触れるよい機会だった」と嬉しい感想を沢山いただき、大盛況のうちに終了しました。
実施保育所 (五十音順) |
参加者 (5歳児クラス) |
参加人数 |
実施日時 |
岸和田市立旭保育所 |
だちょうぐみ |
18人 18人 |
1回目:12月10日(火曜日) 13時25分~14時35分 2回目:12月17日(火曜日) 10時~11時 |
岸和田市立桜台保育所 |
らいおんぐみ |
27人 25人 |
1回目:12月11日(水曜日) 13時25分~14時40分 2回目:12月20日(金曜日) 13時半~14時半 |
岸和田市立城内保育所 |
ゆりぐみ |
25人 25人 |
1回目:12月10日(火曜日) 10時~11時 2回目:12月17日(火曜日) 13時45分~14時45分 |
岸和田市立浜保育所 |
ぞうぐみ |
12人 11人 |
1回目:12月13日(金曜日) 10時~11時 2回目:12月19日(木曜日) 10時~11時 |
岸和田市立春木保育所 |
ふじぐみ |
20人 19人 |
1回目:12月11日(水曜日) 9時55分~11時05分 2回目:12月19日(木曜日) 13時~14時05分 |
岸和田市立山直北保育所 |
さつきぐみ |
20人 19人 |
1回目:12月13日(金曜日) 13時45分~14時55分 2回目:12月20日(金曜日) 9時50分~11時 |
講師4人(一般社団法人 毛帽子事務所)
実施内容 <1回目>
(1) 楽器紹介
自己紹介を兼ねて、まずは外国の珍しい楽器や、手作りの楽器などを使って、楽器の大きさや叩き方、材質の種類などを説明し、子ども達に変化する「音」を聞いてもらいます。
初めて見る楽器、初めて聞く音色に子ども達は興味津々!
「楽器が鳴っているときは耳をすまそうね。」 講師がジェスチャーを交えて説明をいれます。
(2)体験「楽器を触ってみよう!」
今度はグループに分かれて、自由に楽器を触ります。
「この楽器は優しく触ってね」「こうやったら音が出るよ」講師の言葉を子ども達はしっかり聞いてくれます。
「どこを叩けば音が鳴るのかな?」「次はあの面白そうな楽器を触ってみたいな」
キラキラした目をした子ども達は、思い思いの楽器に触ることができて、とっても楽しそうでした。
(3)デモンストレーション「楽器を鳴らせば、動きがかわるよ」
1人の講師が楽器を鳴らし、別の講師がその音に合わせて様々な動きをします。
音の大きさやスピードに合わせて、飛んだり、跳ねたり、止まったり、早くなったり、遅くなったり・・・・。
「音を変化させると、動きが変わるんだな」 まずは子ども達自身に感じてもらいました。
(4)体験「楽器を鳴らせば、動きが変わるよ」
今度は順番に子ども達が好きな楽器を鳴らすと、その音に合わせて講師が動きます。
さあ、音と動きのコラボレーションの完成です!
「上手にできたね」「すごくかっこいい音の鳴らし方だね」「優しい音でとても良かったよ!」
一人ひとりに講師が感想を伝えます。それを聞いた子ども達はとっても嬉しそう!
実施内容 <2回目>
最初に「音が鳴っているときは耳を澄ませようね」「楽器は優しく触ろうね」「音がよく響くところを探してみようね」という3つのお約束をして始まりました。
(1)デモンストレーション「音と動き」
まずは講師が、「ハエの動き」や「花火」などを、デモンストレーションとして、楽器と体を使って表現します。
「これからみんなにもカードに書かれている音を作ってもらうよ!」 各グループにカードを配ります。
(2)体験「みんなで話しあって音を探そう」
カードにはそれぞれ違った言葉が書かれています。
まずはそのカードからどんな音がするか、どんな動きがあるか、グループみんなで相談をするところからスタートです。
「こんな音がするよ」「こんな動きがあるよ」 一枚のカードからたくさんの意見が出ました。
その後、机にあるたくさんの楽器を鳴らして、「この音かな?あの音かな?」と自分の想像に当てはまる音を探していきました。
(3)発表「動きに合わせて音を作ってみよう」
みんながそれぞれに作った音を、お友達の前で発表します。
終わった後に、他のお友達に「何の音に聞こえた?」「何をしていたのかな?」と聞いてみると、色んな意見がいっぱい出ました。みんなの想像はどんどん膨らみます。
「今出た意見はどれも間違いじゃないよ」と講師はみんなに伝えたあと、カードに書かれていた言葉を発表しました。
(4)発表「物語にしてみよう」
先ほど各グループが発表した音・動きを元に、講師が即興で物語を作ります。
子ども達は2回目なので、さっきよりも自信をもって動きに合わせて作った音を披露します。
バラバラだったカードの言葉から、クラスみんなで一つの物語が完成しました!
「今回紹介した楽器は世界中にある楽器のほんの一部だよ」
「普段から色々な音が聞こえてくるよ。一度耳を澄まして聞いてみてね」
講師から子ども達へのメッセージを伝えて、2回にわたったアウトリーチが終了しました。