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東京都新宿区における二酸化炭素消火設備の放出事故を受けた注意喚起について

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2021年4月23日掲載

二酸化炭素消火設備の放出事故

昨年12月の愛知県名古屋市や本年1月の東京都港区の二酸化炭素消火設備の放出事故を合わせ3件発生しています!【事故概要】

 令和2年12月22日、愛知県名古屋市内の立体駐車場において、二酸化炭素消火設備が誤操作により放出され、死者1名、負傷者10名を出す事故が発生。
 また、本年1月には、東京都港区のビル地下駐車場においても二酸化炭素が誤放出され、死者2名、負傷者1名を出す事故が発生。
 4月15日にも東京都新宿区において、死者4名、負傷者2名を出す同様の事故が発生しました。事故の原因については、関係機関による調査が行われており、現時点では明らかとなっていません。
 消火設備は、高圧ガスである二酸化炭素等を利用しており、不適切な取扱いをすると、人的被害が発生する恐れがあります。二酸化炭素消火設備を設置されている防火対象物の関係者及び各種工事事業者等におかれましては、十分に危険性を認識した上で、安全な取扱い等に注意していただきますよう、よろしくお願いいたします。

二酸化炭素の性質・症状

無色、無臭
二酸化炭素を吸入した場合の症状は、次のとおりとされている。
1.気中濃度が3%~6%では、数分から数十分の吸入で、過呼吸、頭痛、めまい、悪心、知覚の低下などが現れる。
2.気中濃度が10%以上では、数分以内に意識喪失し、放置すれば急速に呼吸停止を経て死に至る。
3.気中濃度が30%以上では、ほとんど8~12呼吸で意識を喪失する。

≪安全対策≫

誤放出等の事故を防止するため、以下の点にご注意ください。
1.二酸化炭素消火設備が設けられている付近で工事等が行われる場合は、誤作動や誤放出(以下「誤作動等」という。)を防止するため、第三類の消防設備士又は二酸化炭素消火設備を熟知した第一種の消防設備点検資格者が立ち会って監督を行うことにより、必要な安全対策の管理がなされる体制を確保すること。
2.二酸化炭素消火設備が設けられている付近で工事等を開始する際は、その都度、当該工事等の従事者に対し、消火剤が放出されないよう閉止弁を閉止する等の措置を講じた上でなければ当該工事等を開始しないなど、必要な安全対策の内容について説明し、当該安全対策の確実な履行を徹底すること。

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