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濱田青陵賞 歴代受賞者
「濱田青陵賞」ってなに?
濱田青陵賞は、岸和田市にゆかりが深く、我が国考古学の先駆者として偉大な功績を残され、多くの後進を育成された濱田耕作(号、青陵)博士没後50年にあたる1988年に、「岸和田市文化賞条例」に基づき、岸和田市と朝日新聞社とが創設しました。博士の業績を称えるとともに、我が国考古学の振興に寄与する目的で、顕著な業績のあった新進の研究者や団体を選考し、表彰するものです。
歴代の受賞者ご紹介
第1回(1988年度) 東野 治之(とうの はるゆき)氏
- 生年 1946年(当時41歳)
- 当時の職 大阪大学教養部助教授
- 受賞業績 アジア的視点にたつ古代日本文化の研究
第2回(1989年度) 都出 比呂志(つで ひろし)氏
- 生年 1942年(当時47歳)
- 当時の職 大阪大学文学部教授
- 受賞業績 日本農耕社会の成立過程に関する研究
第3回(1990年度) 小林 達雄(こばやし たつお)氏
- 生年 1937年(当時52歳)
- 当時の職 國學院大学文学部教授
- 受賞業績 縄文文化の総合的研究
第4回(1991年度) 青柳 正規(あおやぎ まさのり)氏
- 生年 1944年(当時46歳)
- 当時の職 東京大学文学部教授
- 受賞業績 古代ロ-マの美術・考古学研究におけるすぐれた業績
第5回(1992年度) 田中 淡(たなか たん)氏
- 生年 1946年(当時46歳)
- 当時の職 京都大学人文科学研究所助教授
- 受賞業績 中国建築史の研究
第6回(1993年度) 春成 秀爾(はるなり ひでじ)氏
- 生年 1942年(当時50歳)
- 当時の職 国立歴史民俗博物館教授
- 受賞業績 原始時代の社会構造とイデオロギ-に関する考古学的研究
第7回(1994年度) 千田 稔(せんだ みのる)氏
- 生年 1942年(当時51歳)
- 当時の職 奈良女子大学教授
- 受賞業績 古代日本の歴史地理学的研究についての業績
第8回(1995年度) 武田 佐知子(たけだ さちこ)氏
- 生年 1948年(当時47歳)
- 当時の職 大阪外国語大学助教授
- 受賞業績 服装史と日本古代国家の形成についての研究
第9回(1996年度) 山中 敏史(やまなか としじ)氏
- 生年 1948年(当時47歳)
- 当時の職 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター集落遺跡研究室長
- 受賞業績 古代官衙に関する考古学的研究
第10回(1997年度) 菊池 俊彦(きくち としひこ)氏
- 生年 1943年(当時54歳)
- 当時の職 北海道大学教授
- 受賞業績 北の海と大地を視点として
第11回(1998年度) 甲元 真之(こうもと まさゆき)氏
- 生年 1944年(当時54歳)
- 当時の職 熊本大学教授
- 受賞業績 東アジア新石器時代社会研究の革新
第12回(1999年度) 上原 真人(うえはら まひと)氏
- 生年 1949年(当時50歳)
- 当時の職 京都大学大学院文学研究科教授
- 受賞業績 瓦と木器から日本の古代を追求する
第13回(2000年度) 岡村 秀典(おかむら ひでのり)氏
- 生年 1957年(当時43歳)
- 当時の職 京都大学人文科学研究所助教授
- 受賞業績 中国・日本の考古学を連携する研究
第14回(2001年度) 今村 啓爾(いまむら けいじ)氏
- 生年 1946年(当時54歳)
- 当時の職 東京大学大学院人文社会系研究科教授
- 受賞業績 縄文文化の実証的研究により
第15回(2002年度) 寺沢 薫(てらさわ かおる)氏
- 生年 1950年(当時51歳)
- 当時の職 奈良県教育委員会文化財保存課主幹
- 受賞業績 考古学的成果に基づく王権・国家形成期の研究により
第16回(2003年度) 宮本 一夫(みやもと かずお)氏
- 生年 1958年(当時45歳)
- 当時の職 九州大学大学院人文科学研究院教授
- 受賞業績 東北アジア文化論とその日本文化への影響の研究により
第17回(2004年度) 佐藤 洋一郎(さとう よういちろう)氏
- 生年 1952年(当時52歳)
- 当時の職 総合地球環境学研究所研究部教授
- 受賞業績 DNAによる新しい考古学の開拓の研究により
第18回(2005年度) 中村 慎一(なかむら しんいち)氏
- 生年 1957年(当時47歳)
- 当時の職 金沢大学文学部助教授
- 授賞業績 アジア稲作の起源と展開、中国文明の成立をめぐる比較研究
第19回(2006年度) 福永 伸哉(ふくなが しんや)氏
- 生年 1959年(当時47歳)
- 当時の職 大阪大学大学院文学研究科教授
- 授賞業績 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)の研究
第20回(2007年度) 難波 洋三(なんば ようぞう)氏
- 生年 1955年(当時52歳)
- 当時の職 京都国立博物館情報管理室長
- 授賞業績 銅鐸(どうたく)の研究
第21回(2008年度) 関 雄二(せき ゆうじ)氏
- 生年 1956年(当時52歳)
- 当時の職 国立民族学博物館先端人類科学研究部長
- 授賞業績 古代アンデス文明の形成過程とその特質に関する研究
第22回(2009年度) 村上恭通(むらかみ やすゆき)氏
- 生年 1962年(当時47歳)
- 当時の職 国立大学法人愛媛大学教授・東アジア古代鉄文化研究センター長
- 受賞業績 東アジアにおける鉄と国家形成過程との有機的関係を解明した
第23回(2010年度) 若狭 徹(わかさ とおる)氏
- 生年 1962年(当時48歳)
- 当時の職 高崎市教育委員会文化財保護課埋蔵文化財担当係長
- 受賞業績 古墳時代地域首長とその支配領域の形成過程に関する実証的研究
第24回(2011年度) 松井 章(まつい あきら)氏
- 生年 1952年(当時59歳)
- 当時の職 独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長
- 受賞業績 日本考古学における動物、環境考古学の確立と国際化
第25回(2012年度) 小畑 弘己(おばた ひろき)氏
- 生年 1959年(当時52歳)
- 当時の職 熊本大学文学部教授
- 受賞業績 東北アジアにおける穀物栽培化過程の革新的研究
第26回(2013年度) 市 大樹(いち ひろき)氏
- 生年 1971年(当時42歳)
- 当時の職 大阪大学大学院文学研究科准教授
- 受賞業績 考古学と木簡などの研究を重ね、古代国家の研究を大きく前進させた
第27回(2014年度) 吉井 秀夫(よしい ひでお)氏
- 生年 1964年(当時50歳)
- 当時の職 京都大学大学院文学研究科教授
- 受賞業績 百済を中心とする朝鮮半島墳墓の研究と古代日朝関係史、朝鮮考古学の研究をすすめた
第28回(2015年度) 千田 嘉博(せんだ よしひろ)氏
- 生年 1963年(当時52歳)
- 当時の職 奈良大学学長
- 受賞業績 城郭の考古学的研究を新たに開拓し、その確立と発展に寄与
第29回(2016年度) 下垣 仁志(しもがき ひとし)氏
- 生年 1975年(当時41歳)
- 当時の職 京都大学准教授
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受賞業績 古墳時代の王権構造の解明に大きく寄与した
第30回(2017年度) 外村 中(そとむら あたる)氏
・生年 1960年(当時57歳)
・当時の職 ドイツ ヴュルツブルク大学東方文化研究所漢学系上級講師
・受賞業績 東洋古代の芸術文化の解明に大きく寄与した
第31回(2018年度) 関根 達人(せきね たつひと)氏
・生年 1965年(当時52歳)
・当時の職 弘前大学教授
・受賞業績 独自の視点と 方法により考古学が中世史・近世史に大きく貢献しうることを示した
第32回(2019年度) 米田 穣(よねだ みのる)氏
・生年 1969年(当時50歳)
・当時の職 東京大学総合研究博物館教授
・受賞業績 同位体分析をもちいた考古科学を開拓し、その確立と発展に寄与した
第33回(2021年度) 河上 麻由子(かわかみ まゆこ)氏
・生年 1980年(当時41歳)
・当時の職 大阪大学大学院文学研究科東洋史学研究室准教授
・受賞業績 仏教文化の視点による古代東アジアの対外交渉史の研究
第34回(2022年度) 堀 大介(ほり だいすけ)氏
・生年 1973年(当時49歳)
・当時の職 佛教大学歴史学部歴史文化学科教授
・受賞業績 考古学に立脚した古代地域史像及び白山信仰史の学際的研究
第35回(2023年度) 辻田 淳一郎(つじた じゅんいちろう)氏
・生年 1973年(当時50歳)
・当時の職 九州大学大学院人文科学研究院准教授
・受賞業績 古代鏡の分析による古墳時代を中心とした考古学的研究