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いきいき学びのプラン(65号) 

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2018年12月1日掲載

いきいき学びのプラン第65号 平成30年(2018)12月号

2018年12月 65号 一括ダウンロードはこちら [PDFファイル/5.06MB]

1面 ひとが咲く [PDFファイル/2.08MB]

2面-3面 平成最後の成人式に集う [PDFファイル/2.67MB]

4面 第21回 いきいき市民のつどい  [PDFファイル/2.48MB]

 

1面 ひとが咲く

ゆとり代表 𠮷田 恭子(よしだ きょうこ)さん

「学ぶ大切さとは 社会を生きる能力を身につけること」

2面-3面  平成最後の成人式に集う

岸和田市の新成人が一同に介する、府内でも大きな規模を誇る成人式。

地域団体の方が多く協力してくれています。今回はその中から、社会教育4団体を紹介します。

4面 第21回 いきいき市民のつどい  

第21回 いきいき市民のつどい 『つながろう すべてを越えて その時あなたは どう動く?!』

1面 ひとが咲く

 ゆとり代表 𠮷田 恭子(よしだ きょうこ)さん

ゆとり代表 𠮷田 恭子(よしだ きょうこ)さん

 

プロフィール

大阪府岸和田市在住

【学歴】

 大阪府立岸和田高等学校卒

 近畿大学農学部バイオサイエンス学科卒

【職歴】

 (株)セブン化学 研究室研究員

 独立系ファイナンシャルプランナー

 家庭教師

 

「ゆとり」という名前には子どもたちにゆとりある生活を送ってもらいたいという思いが込められています。

体験を通して、日本の将来を担う子どもたちに「学ぶ大切さ」と「お金の価値」を伝えています。

手作りコスメを作る科学実験教室の様子     

手作りコスメを作る科学実験教室の様子

「お金の学校」でお金の価値を学んでいる様子

「お金の学校」でお金の価値を学んでいる様子

 


本市では地域の課題(環境・人権・教育・子育て・防災・世代間交流など)やニーズに応えるための「まちづくり」アイデアを募集し、優れた事業に対して、委託契約を結ぶ【まちづくり実践プロジェクト】を展開しています。

委託団体のひとつである「ゆとり」は、子どもたちの積極的な学習意欲と考える力の育成を課題として、科学実験教室を行っています。


科学実験教室の様子

「わかりやすくて楽しい!」子どもたちは普段体験できない実験に夢中です

スライム作り体験の様子

スライム作り体験の様子

科学実験教室で計量する様子

科学実験教室で計量する様子


学ぶ大切さとは 社会を生きる能力を身につけること

なぜ勉強しなければならないのか―――。

「ゆとり」代表を務める𠮷田さんも学生の頃は疑問に感じていたそうです。

「大人と子どもの当たり前は違うように、私自身、学生の頃は、親や先生からの言葉はいまいち響きませんでした。勉強は押し付けられてするものではないということは、大人になって初めて分かるものです。そのことに早いタイミングで気づくことができれば、自分の意志で目標に向かって進むことができるのではないでしょうか」

 

やってみようからはじめよう

 全国学力・学習状況調査で、大阪府は全ての科目で平均正答率が全国平均を下回る結果となっています。特にその差が大きい理科においては、「観察・実験の結果などを整理、分析したうえで解釈・考察し、説明すること」が課題とされています。これからの子どもたちには、思考力、判断力、表現力の3つが重要とされており、一層の取り組みが必要です。

 学んできたことが実践できるような場があれば、体験の幅が広がり、かつ、みんなで勉強ができるようになると、自信にもつながるのではないかと科学実験教室を始めた𠮷田さん。「スライム作り体験」「人工いくら作り」など子どもたちの興味に寄り添い、思考を凝らした講座やイベントを開催しています。様々な問題や体験が、答えを求めるための論理的思考力を育み、積極的に主導して何かを行う判断力、どのように感じたのか、なぜそうなったのかなど自分の意見を伝える表現力を養うことが期待できます。

 実際にやってみることで、その答えを知るから興味を持ち、新しい学びや考えることにつながります。体験して身に付いた「考える力」が「ゆとり」ある将来を築く糧(かて)となり、それこそが学ぶ大切さだと𠮷田さんは考えています。

 

疑問を持てる子に

 𠮷田さんが子どもたちと関わる上で、何より大切にしていることは、子どもたちの興味・関心を読み取ること、子どもたちの疑問や意見にしっかりと耳を傾け、次のステップを踏むことを促してあげること、一人ひとりの得意を見つけて自信を持たせてあげることです。

「チャレンジしなければ何も変わりません。こんなに勉強してきたのにではなく、せっかく勉強してきたからこそ何をどう生かせるのか。常に疑問を持てるような子どもになってほしいと思っています。なんでって思うから考えるし、答えが見つかればこうしようと論理的に物事が考えられます」

 今まで発信がなかった子どもから変化を感じ取ることができれば、子どもとの関わり方、家庭教育の必要性を再確認するきっかけになるかもしれません。 

 

社会を生き抜く力を

子どもたちが、積極的に科学実験教室に参加してくれることが𠮷田さんの今後の目標です。そして、いずれは子どもたち自らが科学実験教室を企画・運営し、それに関する資金の流れについても学べる場所をめざしています。

「それには学問が重要であり、なぜ勉強するのかということにもつながります。理科系の仕事には研究・発見・発明が直接自らの権利(利益)になっていきます」と𠮷田さんは言います。

「ゆとり」が提供する場が、子どもたちにとって勉強する意義と将来を考える場所になってほしい。いろいろなことにチャレンジできる力を養い、将来一緒に考える立場になる人間に育ってほしい。「ゆとり」の事業が、社会を生きる能力を身につける手助けになることを願い、日々活動されています。

 

2-3面 平成最後の成人式に集う

岸和田市の新成人が一同に介する、府内でも大きな規模を誇る成人式。

地域団体の方が多く協力してくれています。今回はその中から、社会教育4団体を紹介します。

 

【日時】 平成31年1月14日(月・祝) 午前11時~正午(開場:午前10時半)

【会場】 総合体育館(西之内町45-1)

【対象者】 平成10年4月2日~平成11年4月1日生まれの人

・手話通訳をご希望の人は、当日受付までお越しください。

・車いすスペースについては、当日係員にお声掛けください。

・現在、転居等で他市にお住まいの新成人も参加できます。

・郵送での通知はいたしません。

・申込は不要です。 

新成人の皆さま、ぜひ、ご参加ください。

成人式会場、総合体育館の写真

成人式会場、総合体育館


PTA協議会(2階:受付)

市内37学校園PTA及び校園長会より毎年選出された役員により構成されています。各単位PTA相互の交流をはかるとともに、家庭・地域・学校との連携をめざし、子どもたちを取り巻く課題や環境の改善に取り組んでいます。

青少年指導員協議会(会場内外:誘導・出迎え)

青少年を非行・違法行為、事故や犯罪から守り、取り巻く健全な環境を守る活動を行っています。また、地域のつながりを深めることで、青少年に対する犯罪や様々な被害を防止するための啓発活動をしています。

青年団協議会(1階:出迎え)

各町青年団長や地区連合青年団長で構成され、祭礼とは別に青少年健全育成や地域社会の貢献、伝統文化の継承を目的として活動しています。全会員数は、全国でも最大規模を誇ります。

こども会育成連絡協議会(会場入り口:飲み物サービス)

24校区130単位町のこども会が所属し、その中から選出された役員や委員を中心に、ソフトボール大会や卓球大会、レクリエーションなど、子どもの健全育成のために様々な活動を企画・運営をしています。

山直南こども園マーチングの写真

山直南こども園マーチングの写真

久米田高等学校太鼓部 和太鼓演奏の写真

久米田高等学校太鼓部 和太鼓演奏の写真

新成人の写真① 新成人の写真② 新成人の写真③

新成人の写真


成人式に参加する社会教育4団体の会長にお話を伺いました。

人のつながりを大切にする岸和田の良さが、4名の言葉に詰まっています。

成人式や市内イベントでお会いできるかも…

岸和田市PTA協議会 中牟田 良子(なかむた りょうこ)さん 荒木町在住

岸和田市PTA協議会

中牟田 良子(なかむた りょうこ)さん 荒木町在住

「私らがやることで、前の役員もあんな感じでやってたから、私らでもできるかなって思ってもらえたらって」と、岸和田市PTA協議会(以下:市PTA)会長の中牟田さんは、話します。「PTAっていうのが、発足したときと社会環境が変わってきているんで、今の社会状況にあったものにしていきたいなぁと思います」 

 市PTAでは、皆が簡単に参加しやすいように、各校区のPTAにアンケートをとり、その結果を提供をしています。中牟田さん自身も6年間校区のPTAとして活動しているので、その目線で、より活動しやすい団体にしていきたいと考えているそうです。

 中牟田さんは、地域の子どもへの声かけも自然としています。「子どもはもちろん大人も、きちんと挨拶できるのはそれだけで印象が変わる。チャラチャラしててもちゃんとしてるやんって。私も、おはよう、はよ学校行きや、って自分から言うんで」

「成人式は行ってよかったという式になればと思っています。地元を離れた友達が古い友達に会えたり、心に残るものになってほしいですね」

 

 

岸和田市青少年指導員協議会 岸田 秀二(きしだ しゅうじ)さん 上野町東在住

岸和田市青少年指導員協議会

岸田 秀二(きしだ しゅうじ)さん 上野町東在住

「楽しくやらな。面白くないことをやっとったってね、人に勧められへんやないですか。そうしたら、いい輪ができてくるんです」真面目な雰囲気の岸田さんから聞いたのは、こんな言葉でした。

 岸田さんが会長を務める岸和田市青少年指導員協議会(以下:青指協)では、運営委員会を毎月開催しています。「運営委員会はほとんど連絡の場になってるんです。せっかく会場借りてるし、全校区集まってるし、これは何かせえなと思って、僕が会長になってから大阪府青少年健全育成条例の勉強会をやってるんです」

 現在、青指協では、地区のコンビニをまわり、有害図書の社会実態調査を行っています。「せなあかんじゃなくて、誰のためにこういう目的でするんやって、知って初めて力が入るし、人にも勧められる。僕も疑問持ってたし」

 成人式で、青指協は、新成人の出迎えや誘導をしています。「式典の最中、指導員には校区の後ろで見てもらって。背中しか見えへんけど、それでも知った子おったらええもんでな」優しく見守る岸田さんの顔が、目に浮かびます。

 

 

岸和田市青年団協議会 宮口 諒(みやぐちりょう)さん 阿間河滝町在住 の写真

岸和田市青年団協議会 

宮口 諒(みやぐち りょう)さん 阿間河滝町在住

岸和田市青年団協議会(以下:市青協)は、お祭りのイメージが強いのではないでしょうか。そんな市青協の会長から出たのは、災害の話でした。「何の巡り会わせかわからんねんけど、会長になってすぐ、去年今年と大阪に災害による被害があった。役員とか町の青年団の子が、ボランティアしてくれたのは、頭下がる思いで…。そういう気持ちは、絶対みんなあるはずやから、何かあったときに、動けるような体制をこっちで提示できたら、それが理想かなって」

 宮口さんのように地域活動に参加する若者は、少なくなっています。「スポーツカーニバルとか、市民フェスティバルのために集まってくれてる人は、商売でやってる人じゃないんやって。団体の人らが、地域をよくしようと思ってやってくれてるってわかった。新成人含め、若い人たちには、それに参加してとは思えへんけど、そういうことやってくれてる人がおって、なんとなく普通の生活ができてるんやっていうのを、知ってほしいていうのはあるかな」

 いまどきの柔和さと、熱さを両方持つ宮口さん。会長をしている理由について、「やらなあかん理由や言い訳も考えたけど、今は自分が好きやからってことにしてる」と答えてくれました。

 

 

岸和田市こども会育成連絡協議会 澤 薫司(さわ くんじ)さん 内畑町在住 

岸和田市こども会育成連絡協議会

澤 薫司(さわ くんじ)さん 内畑町在住

「地元のソフトボールも、ほんまいうたら復活したいんやけど、なかなか出れないんで。地元のこともいろいろしていきたいなっていう構想は持っているんですけど、なかなか。はよ帰ってこいって、地元からは怒られてます」と、にこやかに語る澤さんは、すでに会長の任期が終わった後のことも考えていました。

「仕事も地元やし、内畑にずっと住んでいます。今はもうソフトボールのチームもなくなってるんですけど、練習も楽しくさせてもらってたんで、恩返しじゃないですけど、僕らがやってもらってたんやから返してこって」

 岸和田市こども会育成連絡協議会(以下:市こ連)は、地域の団体をつなぐ活動もしています。「民児協さん(岸和田市民生委員児童委員協議会)からお話があって、独居老人の家を訪問して、年賀状を持っていったりとか。今後、老人会とグラウンドゴルフとかで交流もできたらいいですね」

 成人式で、市こ連は、入り口で温かい飲み物を配っています。「関わってきた子が、懐かしいなぁって声かけてくれたりするんで、僕らも励みになるし、お祝いもしたいと思います」

4面 第21回 いきいき市民のつどい 『つながろう すべてを越えて その時あなたは どう動く?!』

平成31年1月26日(土曜日)13時半から15時半

産業会館 (別所町3-13-26)

1部 活動発表  2部 茶話会

台風21号による災害対応事例を通して、「あなたなら、どう動くか」、交流の場で語り合いましょう。

産業高等学校の発表を兼ねたオープニング、地域住民と中学生が共に学ぶ「防災活動」を発表します。

今こそ、みんなで学び、次につなげる機会にしませんか。


衣装展示 文化祭の様子を発表

産業高等学校 デザインシステム科2年生

文化祭ファッションショーの様子①  文化祭ファッションショーの様子②  文化祭ファッションショーの様子③

文化祭ファッションショーの様子

 幅広い産業デザイン業界で活躍できる人材を育成するため、1年生でデッサンや色彩構成などデザインの基礎を学び、2年生からデザイン領域を4分野(プロダクト、スペース、テキスタイル、ビジュアル)に分け、2分野を選択し学びを深めます。文化祭では、これまでの学びを形にするため、クラス発表という位置づけでファッションショーを行いました。

 クラスでは代表者をはじめ役割分担が全員にあり、企画立案、舞台演出、衣装制作、モデル等すべて生徒が中心となって作り上げていきます。衣装展示や文化祭の様子を、一部発表します。


中学生と避難訓練 防災部会 今後の展望

城北地区市民協議会

防災部会会長兼春木旭町町会長 小林 琢(こばやし たく)さん

防災部会会長兼春木旭町町会長 小林 琢(こばやし たく)さん

防災部会兼福祉委員会事務局 尾﨑 敏子(おざき としこ)さん  

防災部会兼福祉委員会事務局 尾﨑 敏子(おざき としこ)さん 

避難訓練の様子(起震車) 

起震車で、震度7強の揺れを184人が体験しました。

 

 昨年は北中学校の生徒と一緒に避難訓練を行い、六百人余りの参加がありました。起震車で震度7強の揺れを体験、地震の恐ろしさを体感したそうです。

 避難訓練での取組みや、講演「大沢地区の災害とボランティア活動について」参加者に募った、災害時に活動していただけるボランティアの話や、いざというときの連絡体制について学びます。

 春木旭町の祭礼団体は、台風21号で発生した災害ごみを自主的に収集しました。吉井町は町会長が自らの目で被害状況確認のため、一軒ずつ家を廻り、ブルーシートを配付しました。災害時の活動・経験をふまえて、今後どう生かしていくのか、防災部会としての抱負を語っていただきます。


地域の人と共に 防災マップづくり

北中学校

防災マップづくりの様子

防災マップづくりの様子

 

 平成29年度から全学年で地域の防災マップを作ったり、災害時に避難所などで中学生にもできることを考える学習を行っています。中学生が地域の大人と共に学び、つながり、考え、いざというときに動けるような体制をめざしています。地域の人や要援助者の意見も聞き、防災マップを完成させました。この取組みにより、防災意識が高まりました。

 今年9月には、「避難所設営訓練、避難誘導訓練」でペットボトルの箱でベッドを作ったり、間仕切りを作成しました。

 防災マップづくりの過程や、避難訓練の取組みについて発表していただきます。

 


 

茶話会では、大災害を経験して 感じたこと、学んだことを話し合いましょう。

ぜひご参加ください!

 

【申し込み・問合せ先】

定員 200 人(申込先着順)   参加費 無料

保育 1歳半から就学前児童(申込先着15 人)

申込 平成31 年1月11 日(金曜日)までに住所、氏名、電話番号を記入の上、FAX、電子メールまたは電話、生涯学習課の窓口にてお申し込みください。

     (保育、手話通訳、要約筆記が必要な場合は、事前にご連絡ください) 

問合せ 岸和田市教育委員会 生涯学習部生涯学習課 生涯学習推進担当

     電話:423-9615、423-9616  FAX: 423-3011

     Mail:syogaig@city.kishiwada.osaka.jp

主催 岸和田市・岸和田市教育委員会  企画・運営 岸和田市生涯学習推進本部

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