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第3期岸和田市教育大綱(案)に関するご意見の要旨と本市の考え方
平成27年4月1日、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、総合教育会議を設置し、教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱を策定することが位置付けられました。
これを受けて、本市では平成31年3月に「第2期岸和田市教育大綱」を策定しましたが、その対象期間の満了に伴い、引き続き「第3期岸和田市教育大綱」を策定する予定です。
そこで、市長と教育長・教育委員が出席する総合教育会議において議論を重ね、「第3期岸和田市教育大綱」の案を取りまとめましたので、市民の皆さんのご意見を募集していたところ、意見公募期間中、1名の方から6件のご意見をいただきました。
ご意見を受けて以下のとおり、意見公募の結果(ご意見の要旨と本市の考え方)を公表します。
意見募集対象とした案
参考(意見募集対象外)
- 第2期岸和田市教育大綱 … 現行の教育大綱について
- 岸和田市総合教育会議の開催状況 … 第3期岸和田市教育大綱(案)の検討経過について
意見公募の結果(ご意見の要旨と本市の考え方)
いただいたご意見の要旨と本市の考え方は、以下のとおりです。
- 意見公募結果(ご意見の要旨と本市の考え方) [PDFファイル/324KB](下表と同じ内容です。)
No. | 項目 | ご意見(要旨) | 市の考え方 |
---|---|---|---|
1 | 基本方針2 | 教師のなり手を増やしてほしい。そして30人学級を実現してほしい。 | 教育活動の補助をしていただける学生ボランティア、学生支援員を募集するなど、大学生に教育に関わってもらえる機会を提供しています。 学級編制基準の引き下げについては、中学校での35人学級の早期実現や30人学級の実現について国や府に継続して要望しています。 |
2 | 基本方針3 (3) | 夜間中学に、現役中学生の不登校児童も通えるようにしてほしい。環境が変われば不登校が解消される可能性があると考えられるので、受験に必要な評価を夜間中学に通う事で可能にしてほしい。 | 心理的・情緒的な理由で登校できない、もしくは登校していない状況にある児童・生徒に対しては、子どもサポートルーム「エスパル」を運営しています。 |
3 | 基本方針4 (1) | 給食の牛乳廃棄を減らすためにどのような取組をすべきか考えてほしい。乳糖不耐症の人もいるため給食提供にあたり牛乳を選択制にし、廃棄を減らす取組みをして頂きたい。 | 学校給食は、牛乳も含んだ完全給食として子どもたちに提供しており、学校給食実施基準をもとに成長期に必要なエネルギーや各栄養素が摂れるよう、栄養バランスのとれた給食を提供しています。そのなかで、食物アレルギー以外に乳糖不耐症やその他の病気等で牛乳を飲めないという場合には、診断書などを添付し届出いただければ、牛乳を停止することは可能です。また、残量を減らす取組については牛乳の大切さをもっと理解してもらうことが重要であると考えていますので、食育指導や周知に引き続き努めていきます。 |
4 | 基本方針4 (3) | 子供の体力向上について、多種多様の運動教室を格安の参加費で開催してほしい。場所代、講師代が安く、気軽に参加しやすいスポーツ教室をたくさんつくってほしい。 | 教育大綱は、教育・学術及び文化の振興について、その目標や施策の根本的な方針を示すものですが、具体的な事業については、毎年定める教育重点施策の中で検討し、実施していきます。 |
5 | 基本方針5 (3) | 小中一貫校推進について、クラスが3~4あり毎年クラス替えするなら沢山の出会いがありよいと思うが、少人数であれば、いじめの対象となった場合とても苦しい学生生活になるのは安易に予想される。 | 小中一貫校を設置する場合においても、「学校全体の子どもの数や学級数を一定の規模にすること」をめざし、小中学校の適正規模・適正配置の取組を推進します。 |
6 | 基本方針6 (1) | 家庭学習向上について、親の関わる時間、金銭的に限度がある事を理解してほしい。こども未来基金きしわだのような所で、生徒負担額なしの塾をたくさん作ってほしい。 | 一部の児童に対しましては、参加費・教材費無料の放課後学習支援事業(まなびサポート)を実施していますが、基本方針5の(4)においても「学びのセーフティネットの実施」を掲げ、児童・生徒の教育の機会均等を保障するため、関係機関と連携し、経済的負担の軽減など、保護者に対する支援を行います。 |
※表示できる文字の都合上、資料では丸で囲まれた数字を(1)のようにかっこ書きに置き換えて記載しています。