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木材港地区貯木場利活用ビジョン
木材港地区は、阪南港港湾計画(大阪港湾局所管)に位置付けられており、岸和田市と忠岡町の2つの行政区域にまたがって立地しています。
地区内の木材コンビナートは、「東洋一の木材工業集積地」を目指して、昭和41年(1966年)に完成しました。埋立地面積が131ha、中央に2カ所ある貯木場を含めると、総面積200haを超える一大コンビナートで、最盛期には多くの合板工場が軒を連ね、貯木場には南洋材の丸太が所狭しと浮かぶ姿が見られました。しかし、昭和50年代以降、木材原産国の原木輸出規制等により、木材の輸入形態が原木から製品へ移行し原木取扱量が減少したため、貯木場の遊休水面が増加し、現在は水面の大半が低利用な状態となっています。
一方で、交通利便性や市街地近接性等を踏まえると、貯木場のポテンシャルは非常に高く、遊休水面を活用した新規土地造成による、産業用地の創出、港湾空間の形成及び地域経済を支える研究機関・企業の誘致など、地域振興につながるエリアとして広大な土地を有効活用することが期待されています。
そこで、将来における貯木場を中心とした木材港地区の有効活用に向けて、当該地区を町域に含む忠岡町の意見も踏まえて、貯木場の利活用方針等を定めるため、本ビジョンを策定しました。
木材港地区貯木場利活用ビジョン【本編】 [PDFファイル/29.26MB]
木材港地区貯木場利活用ビジョン【概要版】 [PDFファイル/3.46MB]