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神於山ってどんなところ

印刷用ページを表示する 2015年2月25日掲載

神於山の歴史

命の水の源

 神於山は、古代から私たちの祖先にとっては「神のおられる山」として、神様が自分の守っているところをながめる山、別名「国見山」とも呼ばれ、神体山として山そのものが崇拝の対象となっていました。古代から和泉国は、気候が温和で、めぐまれた湧き水があり、多くの人々がくらしていました。弥生時代に発生した水稲耕作は、水が必要不可欠なものであったが、当時の技術では牛滝川・津田川は大河であり、谷も深く、この水を利用することは難しかったと考えられます。このため、神於山に源を発する春木川・天の川が稲作に利用できる唯一の流水であり、その水の源である神於山は、「命の水」を発するところとして大切にされていました。

文化の中心

 水の信仰にささえられた神於山信仰は、雨乞い行事にみられる山岳信仰と仏教の融合で、神社や寺を設けて行場とする修行道により、さらに信仰が深められ、中世には百八坊大伽藍をほこったといわれています。また、山麓にある積川神社・意賀美神社は雨乞いの神として尊崇されてきました。このように、神於山周辺は文化の中心的な位置を占めていたと考えられています。

衰退へ

 中世末、神於町寺は紀伊国の根来寺の勢力と衝突するところとなったが、この戦いに敗れ、焼き討ちにあって以降、根来寺の勢力の下におかれました。その後、織田信長を悩まし続けた難波の石山本願寺に根来寺衆が味方をして戦ったことにより、ついに、豊臣秀吉の根来・雑賀征伐によって、神於寺は完全に灰となってしまいました。また、文化や政治の中心が平地部に移ったことにより、江戸時代を通じ神於山周辺は衰亡の一途をたどってしまいました。

神於山周辺見取り図
「岸和田の土と草と人」著者:小垣廣次より

リンク

岸和田市立図書館 神於山・神於寺 のページはこちら

広報広聴課 神於寺縁起絵巻 のページはこちら

広報広聴課 神於山にまつわる昔話(神於の蛇嫁) のページはこちら

広報広聴課 神於山のふもとの意賀美神社にまつわる昔話(雨降りの滝)のページはこちら

神於山の地形

独立峰で多くのため池に囲まれている山

 神於山は、南を旧国道170号、東を牛滝川、西は津田川によって囲まれ、独立した山塊を呈しており、標高は296.4メートルの高さがあります。神於山の周辺は、気候的に天水が不足し、農作物の主要な生産地一帯は水の浸食が強い大阪層群の上にあることから水不足をきたすことが多いところでした。そのため、灌漑対策が必要不可欠であり、谷の下方をせき止めて水を貯める方法で谷の出口に多くのため池が人工的につくられました。このため、大小のため池が周辺にひろがっています。

花崗岩でできた山

 日本列島がまだ深い海の中にあった時代に、領家花崗岩という下部にあった地層の上に和泉層群やニ上層群が堆積しました。その幾層にも重なった地層が、60~200万年前に断層(中央構造線)をともなって隆起し、和泉山脈が形づくられました。その和泉山脈の低地部(海側)の堆積層が、長年にわたって風雨などにより削り落とされ、浸食に強い基層の領家花崗岩が顔を出しているのが現在の神於山であるといえます。

領家花崗岩って

 神於山を形づくっている岩石は、領家花崗岩と総称されるものです。「領家」の名は、天竜川中流の長野県領家村から出た名称で、この岩石の分布しているところは地質的には領家帯と呼ばれています。中央構造線ができた頃、花崗岩が古生層に貫入し、まわりの岩石に変成作用を起こすなどして変成岩になったものです。

神於山標高図
「岸和田の土と草と人」著者:小垣廣次より

神於山へのアクセス

神於山へ来られる場合は、公共交通機関か、道の駅愛彩ランドをご利用ください。

神於山周辺の地図はこちら(外部リンク google map が開きます。)

  • 公共交通機関の利用

   神於山周辺には南海ウィングバスの停留所が3つあります。

   時刻表や運行経路などにつきましては、南海ウィングバスに直接お問合せください。

    「道の駅愛彩ランド」のバス停位置図はこちら(外部リンク google map が開きます。)

    *バス停は愛彩ランド駐車場内です。

    「宮の台」のバス停位置図はこちら(外部リンク google map が開きます。)

    *バス停は神於山南側です。

    「神於」のバス停位置図はこちら(外部リンク google map が開きます。)

  • 自家用車の利用

   神於山に駐車場はありません。自家用車で来られる場合は道の駅をご利用ください。

神於山は不法投棄防止等の目的により、一般車両の通行が原則禁止になっています。山頂へは自家用車等で行けませんのでご注意ください。