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「積川神社」から要望書が提出されました。

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月8日掲載
 令和4年7月27日「積川神社宮司」「積川神社総代」の連名により、岸和田市立小・中学校適正規模及び適正配置実施計画(第1期)(案)に係る要望書「山直南地区のコンパクトな良きコミュニティを守るために」が提出されました。
 今後も、地域・保護者の皆様に十分な説明と話し合いを重ねながら丁寧に取り組んでいきます。

要望書内容

 山直南地区のコンパクトな良きコミュニティを守るために

 岸和田市立小・中学校適正規模及び適正配置実施計画についての当山滝中学校区については、計画を中止するが、将来の状況によっては再検討する場合があるということになりました。山直南地区各町会においては取り敢えず安堵しているところであります。しかしながら、状況によっては再検討するとの事ですので、神社の立場からお願いしたい事を述べさせて頂くことに致しました。

 山直南地区の集落は地理的に山直北・山滝両校区との間に田畑が広がり、人的交流が少ない状態でした。この事から山直南地区に住む人々は互いに助け合って、コンパクトなコミュニティを形成してまいりました。近年、地域コミュニティ活性化は災害多発国日本で、災害対応面から重要とされています。現に平成30年、台風21号による山滝地区の水害発生時には、山直南地区のコミュニティの良さが発揮され、水害発生直後すぐさま、山直南地区でボランティアが組織され、初期復旧に大いに寄与しました。当時、現地でボランティア全体を統括されていた岸和田市社会福祉協議会より、「山直南地区としてのボランティア活動」を高く評価して頂きました。

 山直南地区のコミュニティが円滑、継続運営されてきたのは、下記の要因が互いにうまく作用しあって育まれてきたことによると考えられます。
(1) 古くより、山直南地区として互いに助け合う「まとまった集落群」を形成してきた。
   更に積川神社も、神輿の山直南地区内渡御等により、地域の皆様の崇敬を集めてきた。
(2) 山直南地区の各町会、連合町会、市民協活動によって、地区内の連携を図ってきた。
(3) 山直南地区の秋祭ダンジリ曳行は、地区内の交流を深めてきた。
(4) 山直南小学校では、生徒間、保護者間の人的交流と、地区への郷土愛を育んできた。

 しかしながら今回の数字合わせの適正配置実施計画では、山直南小学校区の学校を通じての生徒間交流、保護者間交流は消滅することになります。そして近い将来、山直南地区への思い入れの薄れた状態、かつ互いに知らない人同士での山直南地区のダンジリ曳行の維持が難しくなり、山直南地区のダンジリ運営組織が、山直北地区と山滝地区に分裂してしまうことが危惧されます。地域コミュニティの秋祭におけるダンジリの曳行は、地域の人達がまとまる重要な要素であり、今回の校区再編では折角構築してきた「地理的にもコンパクトな山直南の良いコミュニティ」の崩壊につながる恐れがあります。

 積川神社は昔から山直南地区のダンジリが宮入をする神社です。各町のダンジリはそれぞれの町の氏神神社で秋の祭典をしますが、地区の中心である積川神社に永年に亘って宮入を続けています。積川神社では、総代、町会役員達が、小学校時代から友達であった包近町、山直中町のダンジリ関係者の皆さんを毎年迎えるのです。そしてお互い、祭りの喜びを分かち合うのです。秋祭のみならず、お正月、戎祭も同じです。

 神社は永年に亘り地域の人々を結びつける重要な役目を受け持ってきました。しかし今回のような地域を分断してしまう校区再編は、地域の人々の心まで分断しかねません。よって積川神社としましても、山直南小学校区を今後も維持存続して頂きたく、ここにお願いする次第です。

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