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1月28日(日曜日)、opsol福祉総合センター(野田町1丁目)で防災福祉コミュニティ協議会が総合訓練を実施しました。
防災福祉コミュニティとは、地域の皆さんが自主的、自発的に地域の防災対策などを確立するため設立し、運営する組織です。
今回の訓練には、防災福祉コミュニティ協議会に所属する市民の皆さんと、市職員、市消防本部など約110人が参加。
訓練実施前に令和6年能登半島地震で犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、黙とうを捧げ、 その後、防災福祉コミュニティ協議会会長の金田さんから「災害発生時には自分自身で身を守ること(自助)、近所の皆さんと助け合うこと(共助)が非常に大切です。また、災害時に必要な知識を身につけ、総合訓練で実際に体験していただくことが重要です」とあいさつがあり、班ごとに分かれて訓練を開始しました。
受付・案内役と避難者役に分かれた受付書類の作成体験や、段ボールベッド・パーティションの組み立て、車いす操作の実習、外国人や聴覚障害者用の支援ツールの実習、担架の作り方や三角巾固定包帯法を学ぶ応急処置の実習、災害避難シートの作成や119番要請基準についての説明などが行われました。
段ボールベッドの組み立てを体験した人は「段ボールベッド1台作るだけでも、やっぱり協力することが大切」、三角巾固定包帯法を学んだ人は「これは意外と簡単にできたし、役立つと思う」と話してくれました。
いつ、どのような災害が起こるかはわかりません。このような日頃の訓練が、いざという時に役に立ちます。一人ひとりの防災意識や地域の皆さんと助け合うことの重要性を改めて考えさせられた一日でした。