本文
11月29日(水曜日)に、ブッキースタジアム岸和田(岸和田競輪場)第2駐車場(磯上町1丁目)にて第46回岸和田市総合防災訓練を実施しました。今年度はコロナ禍が明け、4年ぶりに地域の皆さんも参加、災害用車両や防災用品などの展示ブースも設けました。
訓練は、「四国沖を震源域とする南海トラフの巨大地震(マグニチュード9.0)が発生し、市内で震度6弱を観測。大津波警報が発令され、巨大な津波到来の恐れあり」という大災害を想定し、実施しました。
水防団による水防工法訓練(「杭打積土のう工」など)、ドローンによる被災地の情報収集、災害救助犬による被災者の捜索、自衛隊・警察・消防・市民病院による救出、医療救護活動・応急救護所の設営、関西電力送配電株式会社・府電気工事工業組合による高圧発電機車から病院への応急送電、(一社)大阪府LPガス協会による緊急時ガス供給、NTT西日本による電話回線の復旧、上下水道局による給水拠点設置、火災現場における大芝地区の自主防災組織や婦人防火クラブによる初期消火、消防団及び消防本部による消火活動などの訓練を、各機関・団体が協力、連携して行いました。
被害状況中継のために出動するテレビ岸和田の中継車
ドローン
水防団による架橋工
水防団による杭打積土のう工
倒壊した家屋の下敷きになっている人を発見した災害救助犬のゴンゾウ
真剣な表情で訓練に取り組む参加者の皆さん
倒壊した家屋に閉じ込められた人を救助する自衛隊員
車に閉じ込められた人をクレーン車で助け出す消防職員
応急給水訓練
大芝地区防災福祉コミュニティによる初期消火訓練(バケツリレー)
復旧された電話回線を確認する市長
視察をする市長と副市長
災害用車両
災害用車両に乗る児童たち
展示ブース
最後に市長が「南海トラフが発生すると非常に広域的な災害になり、そうなると、他の市や県からの支援も簡単には得られません。岸和田は人口18万の泉州では大きなまちです。災害において岸和田は、しっかりと自立し、発災当初は自らの力で我がまちを守る、そんなまちでありたいと思っています。そのためにも、市民、行政、各防災関係機関・団体・企業みんなで協力、連携し、岸和田が一丸となって我がまちを守る、そういう体制をこれからも築いていき、さらに高めていきましょう」と講評し、訓練が終了しました。
講評を述べる永野市長
自然災害が頻発化、激甚化してきている今、どのような災害がいつ起こっても不思議ではありません。もしもの時に備え、日頃から一人ひとりが危機感を持ち、家庭や学校、職場でできることを考え、準備しておきましょう。