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3月5日(日曜日)、まなび中央公園(西之内町)で「岸和田市市制施行100周年記念“夢と希望をタイムカプセルにこめて”市制70周年記念タイムカプセル開封セレモニー」が開催されました。本市では、市制施行70周年を記念し、まなび中央公園のモニュメント「輝くあした」の中にタイムカプセルを埋設していました。埋設当初の予定どおり、当時の小・中学生から「未来の岸和田2022年」などをテーマに募集した作文や絵が入ったタイムカプセルを、市制施行100周年記念事業として開封しました。
モニュメント「輝くあした」
この日はセレモニーを祝福するかのような晴天に恵まれ、タイムカプセルに作品を入れたご本人やご家族、総勢100人を超える皆さんが参加。
ちきりくんも駆けつけてくれました
挨拶をする永野市長
岸和田市市制施行100周年記念事業実行委員会 副会長
岸和田商工会議所 会頭 中井秀樹氏
モニュメントの台座がなかなか開かないという一幕もありましたが、子どもたちやちきりくんの声援もあり無事開けられ、参加者の皆さんが見守る中、タイムカプセルは無事開封されました。
皆さん、モニュメントの台座のふたが開くのを見守っています
ふたが固く、なかなか開きません
子どもたちも「頑張れー!」
やっと開きました!
タイムカプセルが見えました!
珍しい光景に、皆さん思わずパチリ
子どもたちも興味津々です
タイムカプセルを引き出す職員
タイムカプセルが出てきました!
当日くじで選ばれた方が代表してタイムカプセルのふたを開けてくれました。
開いたときには大きな拍手が。
タイムカプセルの中身を覗き込む子どもたち
中身の開封を手伝ってくれる子どもたち
出てきた70周年の記念品
とてもきれいな状態で保存されていました
作文や絵画もきれいに保存されていました
出てきた作品を作者に返却
今は堺市在住の井上さんは当時、太田小学校の4年生。「お母さんになって、女の子が二人いる」と書いた未来の作文のとおり、この日、娘さんを二人連れて参加。「お母さんの作文の字がきれいかどうか採点すると言ってついてきたんです」と笑っておられました。
池尻町の若林さんは、「名古屋に住んでいる娘の代わりに作文を受け取りにきました。作品の状態が良くてびっくりしています。なかなか開かなかった蓋にも30年の年月を感じました。こんな素晴らしい企画をしていただいて感謝しています」と話してくれました。
八阪町の浅野さんはお母さんと参加。当時は常盤小学校の5年生。「どんな絵が出てくるか、恥ずかしい。なんとなく覚えているだけに余計に恥ずかしいです(笑)」と。
浅野さんの作品「30年後の世界」
当時、常盤小学校の2年生だった田崎さんは、出てきた絵を見て「全然覚えていませんでした(笑)子供も今、常盤小学校に通っていて感慨深いです」と話してくれました。
大阪狭山市から来たという女性は「当時は八木小学校の6年生でした。そうそう、みんな同じ『未来の学校2022』というテーマで書きました」と作文を見せてくれ、「両親も亡くなり実家も処分したので、久しぶりに岸和田に帰ってきました。懐かしいです」と話してくれました。
セレモニーの後も、作品を持ってタイムカプセルの前で写真を撮ったり、思い出話に花を咲かせたり、参加された皆さんにとって、懐かしくそして素晴らしい時間になったようでした。