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94.自泉会館

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2023年9月28日掲載

自泉会館

写真

自泉会館写真

場所 岸城町
エピソード

それは、「失われた近代建築」(講談社)の一冊から始まる。
かつて“大大阪時代”の戦前に、大阪ビルディング(略してダイビル)一号館のロマネスク様式の建築、其の上方にある魑魅魍魎とした動物の顔に心を奪われた。その稀有の建築家の名前は、渡辺節である。当時、最新式のアメリカのビルディング設計をいち早く国内に導入、数々のビルディング、そして名だたる銀行(本店)を建築していった。現存する建物として、綿業会館、商船三井ビル、旧乾邸、そして、あまり、知られていない“自泉会館” (国有形)。この城下のもとに人知れずたたずむす珍しいスパニッシュ様式の“自泉会館”をもっと多くの人に知ってほしい。この岸和田にあるとは、誇りである。この建築空間をホール、多目的に活用し、未来へ輝いてほしい。(64歳男性)

講評

国登録有形文化財になっている自泉会館は、昭和7年に渡辺節の設計により岸和田紡績の社交場として建設された、大阪の綿業会館と同時期のサロン会館である。外観のスパニッシュ様式の建物とそのエントランス部の植栽等しつらえに特徴があり、岸和田の文化を発信し続けている。深く市民生活に溶け込んだ景観である。

 

※ タイトル及びエピソードは応募原文のままとしています。また、時間の経過により、指定当時の状況から変化しているものもあります。

※ これらの景観資源は地域住民等により保全されていますので、訪れる際は社会的ルールを守り、景観への配慮をお願いします。

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