26.東ヶ丘町グリーンベルトロード・花絨毯

◆「グリーンベルトロード」…わが町東ヶ丘。町の中央を横断するグリーンベルトと呼ぶ土手がある。土手には町開きの記念樹となる桜の木が植えられた。以来40数年、櫻木は町が成熟し、次第に高齢化社会へと辿る姿を見つめて来た。櫻木は衰えぬ己を誇示するかのように今、満開の花を咲かせている。町で生まれ育った三男も出ていき、夫婦二人の落ち着いた生活になると、年々グリーンベルトの桜花に逢える春が待ち遠しくなる。二人でグリーンベルトロードを行き来し、ほんわかとした気分に浸るのが春の恒例となっている。(応募者：76歳／男性)

◆200ｍにわたる斜面ベルト方式の緑地帯に、樹齢44年のソメイヨシノ桜183本が植樹され、春には2000人超町民へ春の華輝きと香りをおおいに楽しませくれますよ。また、雨降り、風吹きによる花吹雪と花絨毯はさらに町民の心と体に元気のいろどりを培わせてくれます。尚、道路の他に、桜樹林帯にも散歩専用の徒歩道もあり安全に桜見物が出来ます。是非、お家族でお花見散策にお越し下さいませ、東ヶ丘町へ(応募者：74歳／男性)

写真は桜の咲く春の時期であるが、現地調査では緑の葉をつけた桜等が連なっており、日常管理も良くされていた。地域の財産として地元住民が大切にし、花の咲く春を楽しみにして待っておられる姿が容易に想像された。並木の前の路上駐車にもお互いに気を付ければ一層すばらしい地域の誇りとなる景観といえる。