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住民向け介護予防講座を開催しました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年1月30日掲載

住民向け介護予防講座「知って得する!介護保険の使い方~元気になるサービス始めました~」を開催しました

令和元年11月24日(日曜日)に、岸和田市立福祉総合センターで住民向け介護予防講座「知って得する!介護保険の使い方~元気になるサービス始めました~」を開催しました。当日は142名(市民134名、関係者8名)と大勢の参加があり、盛況のうちに終わりました。

講座のチラシ(クリックするとダウンロードできます) [PDFファイル/699KB]

大勢の参加者

講座プログラム

1.「みんなで考える介護保険制度」
 講師:株式会社ライフリー代表取締役 佐藤孝臣氏(大分県作業療法協会副会長、日本作業療法士協会理事)

2.「岸和田市における介護予防・自立支援の取り組み」
 説明者:介護保険課職員
 資料「皆で元気に!岸和田市の新しい取り組み」(クリックするとダウンロードできます) [PDFファイル/1.7MB]

3.「岸和田市短期集中予防サービスについて」
 講師:大阪府理学療法士会 森本祐基氏
 資料「岸和田市における短期集中予防サービス事業」(クリックするとダウンロードできます) [PDFファイル/2.35MB]

4.体験報告「短期集中予防サービスに参加して」
 利用者の立場から:森田久子さん
 支援者の立場から:地域包括支援センター萬寿園葛城の谷 休場恵美子所長、大阪府理学療法士会 森本祐基氏

内容報告

最初に「みんなで考える介護保険制度」と題して、大分県大分市で「デイサービス楽」を経営されている株式会社ライフリーの佐藤孝臣氏にご登壇いただき、高齢化の進んでいる社会情勢や介護保険の法律について解説がありました。必要な場合は介護保険サービスを活用し、その後は元気になることを目指すことが大切であること、日常生活の活動が足腰の筋力向上につながること、介護予防には、運動、口腔、栄養すべてが大事であるとのお話がありました。お話のまとめとして、

・介護保険とは自立支援であること
・高齢でも元気になれること
・介護申請の原因は生活不活発病が多いこと
・生活不活発病の早期発見が大切であること
・生活の質と量を上げて健康になりましょう
・社会参加して生きがいを持った人生にしましょう
・継続可能な介護保険にしていきましょう

と締めくくられました。

佐藤孝臣氏

続いて、岸和田市より「皆で元気に!岸和田市の新しい取り組み」と題し、市職員より説明いたしました。岸和田市では、平成29年度から介護予防・日常生活支援総合事業を取り組んでいますが、「介護予防の強化」「自立支援の促進」「介護人材の確保」の3つの目標を掲げ、取り組みを進めています。
「介護予防の強化」では、いきいき百歳体操やフレッシュらいふ教室を行っており、「自立支援の促進」では、大阪府の重点モデル市として自立支援型地域ケア会議や短期集中予防サービスの取り組みを始めています。「介護人材の確保」では、生活援助サービス従事者研修会を開催し、新たな担い手の確保に取り組んでいます。

そのあと、「自立支援の促進」で取り組んでいる岸和田市短期集中予防サービスについて、大阪府理学療法士会の森本祐基氏から説明がありました。
買い物、掃除、調理、洗濯など応用的な日常動作の課題解決に取り組む事業で、短期間に専門職が集中的に関わることが特徴となっています。3か月間の教室の中には、筋力や持久力をつける運動、生活課題に関連する運動、体力測定、自宅訪問や栄養士による栄養評価・指導、自主練習メニューの指導があります。また、月1回ケアマネジャーや市職員などと検討会議を行い、利用者の生活課題がどのように変化したか、また今後の生活課題について話し合っています。

森本氏

最後に、実際に短期集中予防サービスに参加した森田さん、ケアマネジャーとして森田さんのサポートをした地域包括支援センターの休場恵美子所長、教室で実際に関わった大阪府理学療法士会の森本祐基氏で、体験報告を行いました。
森田さんが教室に通う前の状態は、買い物へ歩いて行くのに休憩が何度も必要であったこと、お風呂の浴槽をまたぐ際に足が上がりにくく転倒の可能性があったこと、夜中に布団から起き上がってトイレに行くことに苦労されていました。
教室に通ううちに、森田さんは体の正しい動き方を身につけ、床からの立ち上がりが楽になり、栄養で足りない食材を補うようになることで体調も良くなった、とお話しされました。
森本氏からも、持久力がついたことで買い物に休憩することなく歩いて行けるようになったこと、筋力がついてきたことで浴槽のまたぎ動作が楽になったことが報告されました。
現在の森田さんは、転びそうになることも減り、近所の「いきいき百歳体操」にも通い、趣味活動にも熱心に取り組まれているとのことでした。

森田さんと休場さんの写真

参加者の感想(アンケート結果より抜粋)

参加状況

参加者数:142名、アンケート回収116名(回収率81.7%)
性別:男性23名、女性91名、未記入2名
年齢:~30歳代4名、40歳代7名、50歳代8名、60歳代13名、70歳代56名、80歳以上25名、未記入3名

主な感想

・介護保険は、サービスを使って元気になること、自立支援を目指していることだと、よくわかりました。

・介護保険は使わないと損、と思っていたが、自分の努力で使わないほうが幸せだということが分かった。

・体力がなくなったら介護保険を使ったら良い、と思っていましたが、お話を聞き、いつまでも元気でいるために、自分で出来ることはやり通し、楽しんでいける老後を過ごしたいと思いました。

・介護が必要になってから助けてもらうのではなく、予防・改善への取り組みをすることが大切であると感じました。

・実際にサービスを利用して元気になられた方のお話を目の前でお聞きすることが出来たのは、とても説得力がありました。

・講義がとても良かったです。市民の皆さんにもっと聞かせてあげたいと思いました。

 

 

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