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報道発表 アメリカ合衆国の臨界前核実験に対する抗議文を送付しました
概要
2017年12月、アメリカ合衆国が臨界前核実験を実施したとの報道がありました。
本市は、昭和58年3月14日付けで核兵器廃絶・平和都市宣言を行っており、宣言及び岸和田市まちづくりビジョンに基づき様々な平和施策を実施しております。
本市は10月12日付で、核兵器廃絶・平和都市宣言に基づき、アメリカ合衆国の臨界前核実験に対する抗議文をアメリカ合衆国に郵送で送付しました。
資料
抗議文
アメリカ合衆国大統領 ドナルド・トランプ 殿
抗 議 文
我々は唯一の被爆国民として、核兵器廃絶と恒久平和の実現を願っている。
貴国が2017年12月に実施した臨界前核実験は、核爆発を伴わないとはいえ、核兵器の維持、開発につながる恐れがあり、他国に核兵器開発の口実を与えかねないものであるとともに、世界の平和と安全を脅かす行為である。
岸和田市は、貴国に強く抗議し、今後一切の核実験を中止するとともに、保有するすべての核兵器と核兵器開発計画を放棄するよう強く求める。
2018年10月12日
岸和田市長 永野 耕平
核兵器廃絶・平和都市宣言
真の恒久平和は、人類共通の念願である。
しかるに、果てしない核軍拡競争は、全世界を破滅の危機に陥れている。
平和なくしては、岸和田市のめざす「人間尊重と環境保全」を基調としたまちづくりも、市民の誇りと願いを込めた「市民憲章」も保障されない。
我が国は、世界唯一の被爆国であり、この地球上に再び「広島・長崎」の惨禍を繰り返させてはならない。
よって我々は、非核3原則の法制化並びにあらゆる国の核兵器廃絶と全面軍縮を求め、ここに平和を愛する市民の決意をこめて、我が郷土・岸和田市を「核兵器廃絶・平和都市」とすることを宣言する。
昭和58年3月14日
本件に関する問合せ先
自治振興課(電話:072-423-9435)