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風物百選 79 阿間河滝の家並み

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

阿間河滝の家並みの日本画日本画 河合政子

 「あまがたき」の町名が示すように歴史の古い町である。近くには、崇峻天皇の時代、厩戸皇子と蘇我馬子に攻められ戦死した物部守屋の資人(つかいびと)、捕鳥萬(ととりべのよろず)が、愛犬とともに葬られた塚がある。茅渟県有真香邑(ちぬのあがたありまかむら)の名とともに、歴史の古さを物語っている。.
 町内には、庶民の造形感覚を示す家並みを見い出すことができる。町へ入ると、すぐ武家屋敷を思わせるような構えの家が続く。天然記念物のムクの巨木がそびえる旧家がある。江戸時代は庄屋だったという。特に旧本通りだと伝えられている坂道の景観は、見のがすことはできない。坂道の両側には、階段状に城塞のごとく積み上げられた石垣が威容を呈している。また、本瓦ぶきの重厚な母屋や、農家らしい落ち着きのあるかやぶきの家を奥にひかえさせて、伝統的意匠そのままに門長屋が道に面して整然と連なる。
 そこには、城下町の都市的洗練さとは異なり、住まいする人々の、家の構えに対する心意気を感じさせずにはおかない。角度が40度を超すであろう急勾配のこの坂道を、だんじりが通ったと聞いては、だれでも驚かされる。その後2回、う回路が造られたため、本通りがかわってはいるが、坂道やカーブの多い町として今後も生き続けていくに違いない。
 歴史の流れの中で、文化遺産としての家並みをいつまでも継承し、発展させたいものである。

文 植田藤四郎

資料

 土生滝町から、津田川に架(かか)る高橋を渡ると、阿間河滝の坂に沿った家並みがはじまる。丘陵の起伏を覆うように、高く低く、軒を連ねた屋根の波がひろがっていく。

交通

 バス停土生滝下車700メートル


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。


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