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風物百選 66 古代遺跡からの発掘土器

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載

発掘土器の染色染色 佐々雅子

埋日
こんなつぼに貝を入れ
こんな高圷(たかつき)に桃を盛り
こんなかめで米を炊いた
遠い 遠い 昔のこと
二千年も昔のこと
流木や
神於山に
埋置された銅鐸も
かつてはゆり鳴らされ
音色は
ここかしこに
とどろいたにちがいない
神を畏(おそ)れた人々は
神を求めた人々だった
濁りの酒を愛していた
こんな水差しに注ぎ入れ
こんな鉢で酌み交わす

真夜中の大地を掘りかえし
じっと耳をかたむけよ
The call of the past

そして
こんなつぼに死者を入れ
こんなかめを棺にした
忘れさられた昔のこと
もはや埋もれた昔のこと
 
文 忍薫

資料

 岸和田市内の平地から丘陸部にかけて、古代遺跡が数多く散在する。中でも稲づくりが始まった弥生時代の遺跡からは、貯蔵に用いられた壷形式の土器が多数発掘されている。


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。