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風物百選 63 久米田池の桜

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

久米田池の桜の日本画日本画 掃部千鶴

 家から歩いて15分弱、満々とした青い水をたたえた久米田池を眺めることは、私の心に豊かな温かいものをわき起こさせるのである。今までに何度、この池に語りかけてきたであろうか。                                        
 大学生のころ。久米田駅に向かう途中、そよ風のなか久米田池畔の道を、軽くペダルを踏んだものである。池に話しかけながら行くのである。「今日は水が青いね」とか。心の中のつれづれの言いぐさを、池は受けとめてくれていたのかしら。          
 1,000年以上の長い時を、池は静かに何を見てきたのだろう。人間のささやかなせ、醜い争い、栄枯盛衰そのままを池面の影として映してきたのだろう。池畔にたたずめば、水面はゆく雲の流れを映し、人間のおろかさや小ささを私に教えてくれる。         
 春には桜が満開になり、その薄紅色で染められた久米田池の周りを、お弁当をもってハイキングする。夏には、堤の上での早朝マラソンは手ごろな距離である。秋の紅葉の素晴しさ。冬は水も枯れるが、一抹の淋しさを胸に抱きながら、そぞろ歩きを楽しむ。お正月に池畔を歩いてお寺参りをするのも習慣になった。               
 私の心の支えとなっている大きな池。昔から、岸和田の農家の人たちの生活をささえてきた池に、私はいつも心を寄せている。

文 森下順子

資料

 池の堤には、桜が約130本植えられ、春には花見客でにぎわう。池には、コサギやマガモなど、数百羽の野鳥が冬を越すなど、自然観察上四季を通じて、見逃すことができない。

交通

 バス停池尻から南200メートル


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。


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