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風物百選 51 土生神社

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

土生神社の油彩油彩 小菅康愛

 土生のバス停近くに、土生神社がある。非常に古い神社のようであるが、いつごろ創建されたものか不明である。樹木が多く、閑静で鳥の声だけが盛んに聞こえていた。かなりの数の鳥が生息しているらしい。社叢は市の天然記念物に指定されている。山直神社、稲葉菅原神社、兵主神社など樹木の多い神社が岸和田には数多くあり、それらはみな鎮守の森の名にふさわしい。
 塔原岸城線のバス道から極楽寺町方面へ行く道が南にのびているが、神社の正面はこの道に向かっている。神殿まで直線の石畳の参拝道があり、それぞれ建立の年月を刻んだこま犬・鳥居・灯ろう・百度石が並んでいる。こま犬は天保3年、鳥居は宝暦七年と文化14年、百度石はいちばん新しくて文久2年。いずれも幕末の動乱期で、当時の土生村の人たちは何を考えていただろうか、などと思いめぐらせるのも一興だ。神社のこま犬や鳥居、灯ろうなどは大抵、江戸時代に建てられているものだが、江戸時代とくに後半期には農民の神社信仰が非常に盛んだったのではないかと推測される。こま犬や鳥居、灯ろうなどに刻まれた年月は、何百年も前にそこに生きていた人たちの息吹を今に伝えているようだ。ちょんまげ姿でそれらを建てている人たちの姿が、そこにあるような気がする。

文 丸谷嘉徳

資料

 平安後期の寛治4年(1090年)、白河上皇が熊野御幸の帰途、村民が鎮守の神をまつることを願いでたところ、許しがあり、天満天神をまつれとの御意を得たといわれる。国内神名帳従五位下土生社がその前身と見られる

交通

 バス停土生下車


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。


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