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風物百選 30 鉄工団地

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

鉄工団地の油彩油彩 田所照一

 岸和田市の一大工場群ともいうべき鉄工団地のある臨海工業地は、市の産業構造の体質改善と市財政力の強化を二大目標として構想され、市単独事業として着手された。
 市は昭和35年2月、公有水面埋め立て免許を申請し、運輸・農林・建設の三省にまたがる公有水面63万9,000平方メートル(後の追加分を含む)をポンプしゅんせつ船でしゅんせつし、その土砂をもって埋め立てを行う工事を始めた。当初の工事費は、一般会計予算の約1.5倍の9億6,000万円。その工事規模の大きさが想像できる。当時は市財政が極めて困窮に直面して「財政再建団体」に指定されていたので、財源もなく、埋め立てに要する資金はすべて府・国の認可を得なければならない縁故債に頼るという借金事業であった。
 この事業の円滑、かつ速やかなる進展を期して、理事者、市議会、さらに民間団体等を含めた挙市一体の態勢を確立して工事を推進し、その後、変転する社会経済界の悪化等、あらゆる困難を乗り越え、踏み越えたすえ、苦節6年、昭和41年3月に面積63万9,000平方メートルの臨海工業地造成工事を終えた。その後、進出企業の工業用水くみ上げによる地盤沈下が進んだので、関係機関の協力を得て、工業用水道の導入や埋め立て護岸の整備が行われ、今日に至っている。
 最近、市内で工場の転廃業や縮小によって大規模な土地利用の転換がみられるが、その中で、この工業地だけは所期の目的どおりの企業活動が営まれている。現在の企業数は85社、従業者数2,221人、市税(法人市民税を除く)3億5,000万円強となり、市民の働く場、市財政への寄与の面からも重要性が高まっている。今後も中小企業の特性である機動性や創造性を伸ばし、大いなる発展を願うものである。

文 上路忠盛

交通

 南海本線和泉大宮駅北西1,000メートル


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。


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