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風物百選 18 花火大会

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

花火大会の油彩油彩 仲村 勇(賛助出品)

 老若男女だれもが、うちわ片手に、橋の欄干や二階の手すりに寄りかかって眺められる。めいめいに歓声をあげ、美しさをめでることができる。そんな点で、花火はほんとうに庶民文化の華といえる。
 岸和田の花火大会は、岸和田港振興協会の主催によるもので、昭和28年以来、港まつりのメーンエベントとして続けられている。港と花火――判じ物のようなこの取り合わせを解くと、港の新しい姿をひとりでも多くの市民に見てほしいという、主催者や港湾関係者の願いが浮かび上がってくる。岸和田の港が常に新しくあり続けたということは、会場が並松町→臨海町→木材町→地蔵浜町と代わってきたことからもわかる。そしてなによりも、隅田川の例を引くまでもなく、この華の輪は、水面に映えてこそ、のものなのである。
 花火は、視覚とともに聴覚をも打つ。とん、とん、とん、とん、とん。その音に魅せられたかのように、欄干橋から船津橋へ、子の引く手に力がはいる。華の輪の精に、花火師たちの冬のかじかむ手と工夫を思い、観衆(みて)の胸の鼓動をつかむリズムに、輪の下、漆黒でのチームワークを思う。とん、とん、とん、とん、とん…。
 花火大会は、むだづかいのようにみえながらも年々盛り上がり、岸和田のみならず、泉州一円の人々にこころはずむ一夕を提供する。岸和田のまちのゆとり、心意気が感じられる楽しい行事だ。

文  横田 周一

資料

 港振興協会が、昭和27年に設立されたのを契機に、翌28年から花火大会が行われるようになった。港にガソリンタンクができ危険になったため、場所は旧港から臨海町へ移り、さらに現在は地蔵浜町で行われている。

交通

 湾岸線岸和田南インターチェンジすぐ


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。


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