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きしわだ男女共同参画フォーラム「明橋大二先生の子育てハッピーアドバイス~これで、子どもの未来が輝く~」を開催しました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2019年3月6日掲載

講演会「明橋大二先生の子育てハッピーアドバイス~これで、子どもの未来が輝く~」を開催しました

 精神科医として、医療の現場だけでなく、著書「子育てハッピーアドバイス」シリーズが490万部を超えるベストセラーとなり多方面で活躍されている、明橋大二さんを講師として招き、夫婦で協力して子育てをするための前提として、共通認識しておくべき「子育ての本質」「自己肯定感」や、「母親の就労」などについて講演いただきました。時折、明橋先生の巧みな話術で笑いが起きる中、参加者のみなさんは熱心にメモを取りながらお話に聴き入っていました。

  講演会場全体の様子です 講師である、明橋大二さんの写真です

日時  : 平成31年1月12日(土曜日)14時00分~16時00分

場所  : 福祉総合センター 大会議室

参加者 : 103名 (女性 79名 男性 24名)

夫婦や家族で協力して子育てをするには

 子育てで大事なことは何か、子どもはどのように育てられるべきかについて夫婦や家族で共通認識しておくことが望ましい。そうでないと、逆方向の子育てになってしまう恐れがある。世界共通で「子育てには一番大事なことがある」ことがはっきりとわかってきた。

子どもにとって一番大切なのは、自己肯定感  ~いい甘え(=甘えさせる)と悪い甘え(=甘やかす)~

 自己肯定感とは自己評価、自尊感情のことである。私は「生きている価値がある」「大切な存在だ」という感覚のことである。 この自己肯定感を育むには、子どもを十分甘えさせる(いい甘え)ことが大切である。いい甘えを受け止めてもらった子どもは、安心感や、「自分は大事にされている、それは自分に価値があるからだ」と感じることができるからである。

 いい甘え(甘えさせる)は2つあり、1つは子どもの情緒的な要求(抱っこ、話を聴く、泣いた時の対応)にこたえることで必要なことである。もう1つは子どもがどうしてもできないことを手助けすることで、これによって自分が助けを求めれば助けを得られるという、他人への信頼感が育つ。

 悪い甘え(甘やかす)は子どもの物質的な要求(菓子、おもちゃ、金)にこたえることで、自分の心のさみしさを物で埋めようとする子どもに育ってしまう。悪い甘えは制限することが大切である。

日本の子どもたちの「自己肯定感の極端な低さ」

 日本では自己肯定感を持てなくなっている子どもが非常に多い。他国と比較したデータから、日本の子どもたちの自己肯定感は世界の中で突出して低いことがわかる。子どもの心配な症状や行動(引きこもり、自殺、非行など)の問題の根っこは、「自己肯定感の極端な低さ」にある。

子どもにどのように対応すればよいか  ~「ありがとう」は最高のほめ言葉~

 小さい時は抱っこなどのスキンシップ、少し大きくなるときちんと話を聴くことや子どもの気持ちを汲んで言葉にして返す(言葉育て)ことをすると、子どもは自分が大切にされていると感じることができる。

 次にほめることが大事。日本の子どもたちは叱られ過ぎである。もっとほめていい。子どもは「できなくて当たり前」なので、できないことよりできていることに注目してほめる。「頑張れ」ではなく、「頑張っているね」と子どもの今の頑張りを認めてねぎらう。

 一番簡単で一番有効な言葉は「ありがとう」である。子どもは「ありがとう」という言葉をかけてもらうと「自分が役に立った」「自分がここにいる意味がある」と感じる。「ありがとう」はお礼の言葉であると同時に相手の存在価値を高める、最高のほめ言葉である。

 「人の役に立っている」「自分も生きている価値がある」「自分は必要とされている」と思える、この自己肯定感こそが、生きる力そのものなのである。

母親の就労 

 3歳までは母親は家にいて育児に専念すべきであるという「3歳児神話」が浸透していた時期があったが、さまざまな研究調査がなされて、母親の就労の有無は子どもの成長に全く差がないということがわかった。そのため、「3歳児神話」に合理的な理由はないと、平成10年に厚生労働省が白書を出している。母親は子どもを保育所に預けて就労してもいいし、育児に専念してもどちらを選んでもいい。子どもと母親がハッピーになれると思う方を選べばいい。

アンケートより

 アンケート回収 92名 (回収率 89.3%)

参加者

 女性男性不明合計割合
10代1  11.1%
20代21 33.3%
30代22633133.7%
40代19442729.3%
50代9211213.0%
60代9 11010.9%
70代以上25 77.6%
不明1  11.1%
合計6518992100%

内容について

 女性男性不明合計割合
大変よかった47866166.3%
よかった12932426.1%
あまりよくなかった     
よくなかった2  22.2%
無記入41 55.4%

参加回数

 女性男性不明合計割合
はじめて461266469.6%
2回目72 99.8%
3回目7221112.0%
4回以上42177.6%
不明1  11.1%

今までに「男女共同参画」について関心があった

 女性男性不明合計割合 
とても関心があった8111011%
関心があった341054953%
あまり関心がなかった17522426%
なかった61189%
無記入 1 11%

今回の講演で「男女共同参画」について関心や理解が深まった

 女性男性不明合計割合
とても深まった13321820%
深まった391355762%
あまり深まらなかった3 144%
深まらなかった2  22%
無記入8211112%

<参加者の感想>

  • 自己肯定感という言葉は少し難しかったけれど聞けて良かった。自分の将来のことにも活かしていきたいです。今日はありがとうございました。(10代女性)
  • 明橋先生のお話、心にしみわたりました。子どものことだけでなく、自分自身をみつめ直すきっかけになりました(母として、妻として、「自分」として)。私自身もHSC!?手のかからない子だったのかも!?という気づきに出会いました。(30代女性)
  • 初めての育児をしているなか、今回の話を聞けたのは非常に有難かった。ありがとうございました。(30代男性)
  • HSCの存在、甘やかしと甘えさせるの違いなど、先生の話されたことひとつひとつをたくさんの人に知ってもらう事が理解を深め、育児しやすい親、地域を増やす手助けになると感じています。明橋先生を呼んで下さってありがとうございました。☺(40代女性)
  • 自己肯定感の大切さを感じた。「甘えさせること」「甘やかす」ことの違いを感じた。(40代男性)

*HSC:Highly Sensitive Child(ハイリーセンシティブチャイルド) ひといちばい敏感な子。感受性が豊かで、他人の気持ちによく気がつく一方、周囲の刺激に敏感で傷つきやすい。病気や障害ではなく、生まれ持った気質である。5人に1人の割合で存在している。


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