国民年金って？

国民年金をはじめとする公的年金制度は、現役世代が納めている保険料を高齢者世代（年金受給者）の年金として支給する「世代と世代の支え合い」つまり「世代間扶養」で成り立っています。

国民年金は、国が責任を持って運営する公的年金制度ですので、きちんと保険料を納めていれば安心です。受け取る年金額の2分の1（平成21年3月までは3分の1）は国が負担し、残りの2分の1（平成21年3月までは3分の2）は加入者全体が納めた保険料でまかなわれています。

国民年金は老後のための老齢基礎年金だけでなく、突然の病気やけがで障害を負った場合の障害基礎年金、配偶者が亡くなった場合に遺族の生活の支えとなる遺族基礎年金などが支給されます。

年金なんて、受け取る金額が少ないから払っても損！などと思っていませんか？確かに、国民年金は40年間未納なくきっちり支払った人でさえ、『月額約6万8千円』の年金だけで生活するのは、はっきりいって厳しいです。多くの方は、ここから介護保険料、健康保険料が天引きされます。しかし定期的に、しかも終身にわたって年金が振り込まれ、預貯金と組み合わせて老後の生活を送るのと、預貯金だけを取り崩して老後の生活するのとでは、全然しんどさがちがうと思うのですが、あなたはどう思われますか？

このように国民年金は、やがて訪れる長い老後（ここではあえて長生きするリスクと、とらえてみましょう。）や、生活の安定を損なうようなリスクに備え、保険料を出し合い、お互いを支え合う制度です。

日本に住んでいる、20歳以上60歳未満のすべての人は、すべて公的年金制度に加入して保険料を納めなければなりません。

20歳を迎える人には、誕生月前に日本年金機構から国民年金に加入したことをお知らせします。

※厚生年金に加入している方は除きます。
後日、日本年金機構から基礎年金番号通知書が送付されます。

基礎年金番号通知書は1人1枚で、ひとりひとりが基礎年金番号をもつことになります。
年金の加入記録や保険料の納付記録は基礎年金番号によって管理されています。
就職や退職、結婚、離婚などの場合、年金の届け出が必要な場合があります。　忘れずに手続きをしてください。