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【講座レポート】実は理系女子だった!みんなが知らない「津田梅子」講座

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2024年8月17日掲載

実は理系女子だった!みんなが知らない「津田梅子」講座

 津田梅子の講座チラシ [PDFファイル/731KB]

講座レポート

新5000円札に登場して注目されている「津田梅子」さんの子どもの頃から晩年について、後に続く女性たちにも触れながらお話いただきました。
津田梅子さんは6歳でアメリカに留学し17歳で帰国。3年後に華族女学校の英語教授となりましたが、生徒たちが知的不活発であることや日本女性の社会的地位の低さ、問題意識の低さにショックを受け、教職を生涯の職業と決め「第一級の教師」になるため、アメリカに再び留学し大学教育を受けました。当時の日本は、女性が自然科学を学ぶことは考えられない時代でしたが、梅子さんはアメリカで生物学を専攻しました。一女性英語教師がアメリカでなぜ生物学を専攻したのか?梅子さんはどのような生物学教育を受けたのか?留学後、なぜ生物学者への道を歩まなかったのか?などあまり知られていない科学者であった梅子さんについて、ジェンダーの視点からお話いただきました。

講座の様子1講座の様子2

講座の様子3講座の様子4

講座の様子

みなさんの感想

・津田梅子は文系だと思っていたので、この講座を知った時は驚きでした。古川先生の深い梅子研究はとても興味深いですし、もっと広まればよいと思った。
・梅子は自分の可能性に線を引くことなく科学の世界に飛び込んでいったという事で、自分自身も可能性に線を引く事なく前向きに努力しようと思った。
・知らなかった科学史の奥深さを学んだ。津田梅子の生きた道を土台にして、次の研究者・指導者が育っていった過程がよくわかった。
・津田梅子は、米国への留学生であったことは知っていましたが、二度留学したことを知りました。二度の留学をした背景・経緯がよくわかりました。

日時

 令和6年7月27日(土曜日)午後2時00分~午後4時00分

講師

 古川 安(ふるかわ やす)さん
 総合研究大学院大学 客員研究員

 講師の写真 

講師プロフィール

1948年静岡県生まれ、神奈川県育ち。東京工業大学卒業、米国オクラホマ大学大学院博士課程修了。Ph.D.(科学史)。東京電機大学教授、日本大学教授、化学史学会会長などを歴任、現在は総合研究大学大学院客員研究員、科学史家。著書に『科学の社会史』(ちくま学芸文庫)、『化学者たちの京都学派』(京都大学学術出版会)、『津田梅子』(東京大学出版会、毎日出版文化賞)などがある。

対象

テーマに関心のある人

主催

 岸和田市立男女共同参画センター

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