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【講座レポート】希望まんじゅう作りとジャーナリストの先駆け 羽仁もと子 講座
希望まんじゅう作りとジャーナリストの先駆け 羽仁もと子 講座
講座レポート
男女共同参画センターの登録団体である「大阪友の会 泉南方面」の皆さんにジャーナリストの先駆け「羽仁もと子」についてのお話しをしていただいた後、みんなで「希望まんじゅう」を作りました。また、さつま芋栽培のお話もお聞きしました。
講座のはじめに大阪友の会の橋本さんから「羽仁もと子」についてのお話をお聞きしました。明治6年青森県八戸市で生まれ、11歳の時に全国の成績優秀児童の一人として表彰され、子どもの頃から非凡な方だったそうです。東京の女学校を卒業し、八戸・盛岡で教師をしていましたが、もと子の望みはジャーナリストで、自分の書いたもので社会に影響を与えること、新聞社に入り記者になることでした。
当時、新聞の校正係は男性の仕事でしたが、持ち前の知恵と行動力と出会いのおかげで、報知新聞に校正係として入社することになりました。その後、正式に記者となり、ジャーナリストとして活動しました。羽仁吉一氏との結婚、「家庭の友」の創刊、家計簿と主婦日記の出版、自由学園の創立までのお話や、なぜ「希望まんじゅう」ができたのかなど、興味深いお話を楽しくお聞きしました。
講義の最後に「羽仁もと子」の著作集「人生の朝の中に」の中から
『私どもはいつからでも新しくなることが出来ます。
朝(あした)に道をきいたら、夕をまたずに実行すればよいわけです。』
と、すてきな言葉を紹介いただきました。
講義の後は、いよいよ希望まんじゅう作りの実習です。とても和気あいあいと楽しく作りました。まんじゅうの餡には丹波で作られた有機栽培のさつま芋を使いました。大阪友の会の山本さんのご家族が農業をしたいと丹波でさつま芋作りを始められ、そこで収穫されたさつま芋を使って作りました。いのししにいたずらされながらの栽培の苦労話などもお聞きしました。
参加者の皆さんは、焼きあがった「希望まんじゅう」を食べながら、にこやかに交流され、「楽しかった!」「おいしかった!!」と、笑顔いっぱいの様子でした。
大阪友の会 泉南方面の橋本さん、山本さんはじめ皆さんには、早い時期からいろいろご準備いただき、当日朝も、さつま芋のあく抜きなどの事前準備を含め、講師をお引き受けくださりありがとうございました。
【講座の様子】
みなさんの感想
・皆でワイワイと調理実習ができて、すごく楽しかったです!羽仁もと子さんについても、また自分で知っていきたいです。「いつでも新しくなれる・チャレンジが大切」を心に留めていきたいです。
・知らなかった事を沢山聞け、おまんじゅうも楽しく作ることができました。
・さつま芋づくりの苦労話がおもしろかった。羽仁もと子のことを知らなかったので知れてよかった。
・5人の皆様と仲良く作製でき、羽仁もと子さんのお話やさつまいもづくりのご苦労などお聞かせいただけて、大変良かったです。70歳になり、何にでも興味があるので、アンテナを張っていきたいです。
・大変丁寧に教えていただきありがとうございました。「洗い物は私たちでするから」など、細やかなお心遣い感謝いたします。
・久しぶりに、この様な催しに参加できました。高齢になり歩くのも大変になりましたが、出来るだけ参加させていただきたく思います。行動することが大事と思うこの頃です。
日時
令和6年10月19日(土曜日)午後1~4時
講師
大阪友の会 泉南方面
(男女共同参画センター登録団体)
講師プロフィール
男女共同参画社会について学習し、日々の生活の中で実践している。固定的な性別役割分業を見直すことで、男性も女性もワークライフバランスのとれた生活をするために、雑誌「婦人之友」を読書し、生活全般を学び合うことを目的として活動している男女共同参画センターの登録団体。
対象
テーマに関心のある人
主催
岸和田市立男女共同参画センター