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【講座レポート】お話とコーヒーを楽しむ会「配偶者の呼称 ~あなたはどんなふうに呼ばれたいですか?~」
お話とコーヒーを楽しむ会
「配偶者の呼称 ~あなたはどんなふうに呼ばれたいですか?~」
「配偶者の呼称 ~あなたはどんなふうに呼ばれたいですか?~」のチラシ [PDFファイル/515KB]
講座レポート
前半は、呼び方/呼ばれ方をテーマに、そこに潜む固定概念など、講師おふたりの体験談をお話いただきました。
取材の時、記者の方は佳太さんにだけ視線を向けて話をされたり、講師おふたりで話し合って始めたお店ですが、「ご主人」の佳太さんが決断されて、それを受け入れた「奥さん」という前提で、話してこられたそうです。取引先の方も、佳太さんが店主という思い込みで接してこられたそうです。
また、自分の配偶者の呼び方についてや他人のパートナーの呼び方の統計資料、それぞれの語源を紹介していただき、講師おふたりは、どう呼んでいるかも教えていただきました。
後半は、おいしいコーヒーの淹れ方を説明いただき、それぞれお気に入りのマイカップでいただきました。部屋中にコーヒー豆のよい香りが漂うなか、参加者の皆さんは、講師に質問をしたり、体験談を話したりと和やかな交流の時間となりました。何気なく使っていた呼び方や当たり前のように思っていた男女の役割意識にハッとされた方もいました。
男女共同参画センターでは、いつも講師の方に、大阪府発行「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン [PDFファイル/2.6MB]」へのご配慮をお願いしております。今回、講師の中村さまに、とてもわかりやすい、よくできている資料だと、逆に参加者の皆さんにご紹介いただきました。
皆さんも男女を表現する場合の参考にしてください。
みなさんの感想
・発するコトバは人の思いや思想につながってるんだなあとしみじみ感じました。誰もができるだけ嫌な思いをしない「ニュートラル”な立ち位置でたたずんでいきたいなと思いました。(40代)
・とても素敵な視点をいただけました!多様な視点をもちたいと思いました。(40代)
・実際の体験から学ばれて発信されているというのは本当に素敵なことだと思います。ジェンダー研究のお話を聴くより、心を動かされました。データを示してくださったので、よりわかりやすくよかったです。(50代)
・取材時に佳太さんばかり見て話したり、「奥さんは開業する時反対しなかったんですか」といった質問は、男性がメインで仕事をするという無意識の思い込みがあったというような話にはハッとさせられました。(50代)
・他人のパートナーの呼び方は耳慣れないので「夫さん」「妻さん」とはいいにくいです。世の中にこの言い方が広まるといいですね。(50代)
・どちらか一方でなく、ご夫婦での話だったのが特に良かったです。(お互いをリスペクトされている様子も伝わりました。)ただ、ゲストの年代ではなく、その上(つまり私たちより上)の年代の人の方が抵抗があるのではないかと思います。(60代)
・お互いに名前で呼び合うのが一番だと思います。我が家は全員名前で呼び合ってます。次世代にも子どもの頃からちゃんと伝えていくべきだと思います。家庭内でも話し合っていきたいと思います。(70代)
・コーヒーもとてもおいしく大満足です。(複数の方より)
日時
令和5年5月14日(日曜日)午後2~4時
講師
中村まゆみさん・中村佳太さん
講師プロフィール
「大山崎COFFEE ROASTERS」を共同経営。どんな淹れ方をしてもおいしい焙煎を研究し、鮮度を保つために焙煎後3日以内の豆のみを販売している。
共同経営する中で、感じたことをメディアに発信中。
対象
テーマに関心のある人
主催
岸和田市立男女共同参画センター