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3R(スリーアール)施策

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2009年3月3日掲載

 従前、日本は大量生産・大量消費・大量廃棄というような経済活動を繰り広げてきました。その結果、廃棄物処理の面では多量の廃棄物による最終処分場の逼迫を招き、環境の面では鉱物資源の枯渇や森林資源の破壊などの問題が起こっています。これらの諸問題を改善していく為には、私たちひとりひとりがこれまでの生活形態を改め、環境に配慮した生活様式を構築していかなければなりません。その為の指針となるのが3R政策です。
 今まで慣れ親しんできた生活形態を変えることは容易ではありません。しかし、私たちひとりひとりがグリーンコンシューマーになることを心がけ、少しでも豊富な資源、住みよい環境を次世代の人達に残せるよう、まずはひとつのRから実践していきましょう。 

Reduce(リデュース 減量)

 まず、廃棄物発生を抑制するには、ごみとなるものを家庭に持ち込まないという意識が必要です。ごみになるものを買わないなど減量に努めることがReduceです。Reduceは、ほかの2つのRの土台となる基本的な考えです。 買い物に出かける前に、今一度、身の回りを見渡してみて本当に必要なものだけを購入するようにして、買い物の際にマイバックを持参してレジ袋を断ったり、過剰包装を断ったりなどして自宅にごみとなるものを持ち込まないようにすると随分とごみの発生は抑えられるものです。

Reuse(リユース 再使用)

 使い捨てにせずに繰り返し使用することにより、廃棄物の発生を抑制する考え方がReuseです。
 シャンプーなどのポンプ付ボトルは大変便利ですが、使い切ったあと捨ててしまえばただのごみにしかなりません。詰め替え用の内容物を購入して、ポンプ付ボトルに詰め替えればまだまだ使えます。安易にごみとしてしまうのではなく、繰り返し使えるものは積極的に利用することが大切です。

Recycle(リサイクル 再資源化)

 廃棄物の発生を抑制する最後のRはRecycleです。他の2つのRを実践しても最終的に出来てしまったごみ...。しかしそれは本当にごみでしょうか?それはどんな材質で出来ていますか?そうです、その製品の元の姿に戻してあげたり、別の製品の原料に戻したりすることがまだ出来るのです。例えばアルミ缶は再びアルミ缶として再生できますし、ペットボトルは繊維として再生し、毛布や衣料に生まれ変わっています。 Recycleするためにはきちんとした分別が不可欠です。不純物が混ざっていますと、原料としての質が低下したり、場合によってはリサイクルすることさえできない場合もあります。また、不純物を取り除く為に手間やコストがかかったり、余計なエネルギー消費につながったりもしますので、排出の段階できちんとした分別を行うことが大切です。

グリーンコンシューマー

 グリーン・コンシューマーとは、1988年9月、イギリスのジョン・エルキントンとジュリア・ヘインズが共著で「グリーンコンシューマー・ガイド(The Greenconsumer Guide)」を出版して以降広まった、市民の環境行動の新しいスタイルで、環境のことを考えて、より環境に対する負荷の少ない買い物をする人々のことをいいます。直訳すると「緑の消費者」となりますが、ここでは意訳して「環境にやさしい消費者」とします。
 買い物の際にマイバックを持参したり、詰め替え商品を積極的に利用したりと、つまりは3Rを日常から意識し実践できる消費者のことです。買い物という日常的な行動を通して、環境問題への意識を行動に移すことがとても大切です。
 リサイクルとは、分別収集して資源に戻すことだけではありません。その資源を使って出来上がった商品を消費者が購入し、使っていかなければリサイクルの輪は機能しません。リサイクルによって再商品化された商品、より環境にやさしいとされる商品を、積極的に使っていくようにしましょう。

 


  •  従来、岸和田市では国が推進する3R政策(Reduce(リデュース:減量)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再資源化))だけでは、循環型社会形成には不十分かつわかりにくいと考えReduce(リデュース:減量)の中から、マイバック運動等を推進する4つめのR、Refuse(リフュース:回避)をあえて加えた4R政策を推進してまいりましたが、平成20年に策定された国の「第2次循環型社会形成推進基本計画」、「3Rを通じた循環型社会の構築を国際的に推進するための日本の行動計画(略称:新ゴミゼロ国際化行動計画)」等に代表される3R施策の推進は、岸和田市で従来推進してきた施策と同様になってきたので、名称の不一致による市民の混乱を避けるためにも施策の名称を3R(スリーアール)とします。

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