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新庁舎建設へのメッセージ(新庁舎特別アドバイザー・コシノ三姉妹)

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年4月16日掲載

令和2年度のデザインビルド公募型プロポーザル開催にあたり、新庁舎建設特別アドバイザーとして、コシノ三姉妹の皆さまに就任いただきました

岸和田市本庁舎の建て替えのため、令和2年度にデザインビルド(基本・実施設計及び施工一括発注)方式の事業者を公募型プロポーザル(事業提案)で選定します。

事業者の選定には、建築、都市計画等に関する学識経験者や行政関係者で構成する「岸和田市新庁舎設計及び施工事業者選定委員会」において専門的知見から審議を行います。

新庁舎には機能性を求めるだけではなく、市の内外問わず、どなたからも親しんでいただけるような「岸和田らしさ」を兼ね備えた庁舎を目指したいと考えています。

そこで日本を代表するファッションデザイナーであり、本市の観光大使でもあるコシノ三姉妹の皆様に、「新庁舎建設特別アドバイザー」にご就任いただきました。(コシノ三姉妹の皆様が直接事業者の選定に携わるわけではありません。)

特別アドバイザーとして、プロポーザル参加事業者に「岸和田らしさ」をあわせ持った提案を考えてもらうにあたり参考となるよう、新庁舎建設へ向けたメッセージをいただき、新庁舎建設の取組みを市内外へお知らせします。

新庁舎建設へのメッセージ(新庁舎建設特別アドバイザー・コシノ三姉妹)

岸和田での思い出

だんじりと共に商店街に生まれ育ち、青春時代をずっと岸和田で過ごしました。
毎日の様に見ていたお城、市役所、古き良き城下町。
戦後復興していくまちのうつり変わりと共に過ごしたことが思い出されます。
その反面、今も昔も変わらず毎年行われるだんじり祭りに心を踊らせ、だんじりがあっての岸和田での生活でした。

市役所や市役所周辺での記憶

学校が市役所周辺でしたので、毎日の様に、お堀の周りを通りながら、お城や市役所を眺めて通学していたと記憶しております。
また、岸城神社の宮入りには必ず市役所前に行き、見ておりました。

岸和田の人柄

朝ドラ「カーネーション」で岸和田弁が全国に放映され、岸和田の人柄も以前より理解されたかと思います。
岸和田の人々は、はっきり物を言い、ざっくばらんではありますが、それは純粋で虚栄を張らず、勢いと優しさを併せ持った人 たちが住むまちだからだと思っております。
岸和田の人は地元・歴史にプライドを持った生き方をし、大阪府の中でも固有の意識が高いまちですので、その気持ちにマッチしたコンセプトの新市庁舎になればと考えております 。

岸和田の土地柄

だんじり祭りや400年以上の歴史がある岸和田城、日本庭園のある別荘や武家屋敷等の歴史を感じる建物がたくさんあります。
城下町の街並み、そして豊かな食材や食文化などロケーションにも恵まれ、世界に通用する魅力が揃ったまちです。
その魅力をアピールするための仕組みや仕掛けとして、21世紀の新 市庁舎 が岸和田城をも浮かび上がらせ、対比したバランスが取れた建物となり、より岸和田が賑わい、魅力あるまちの顔となる必要があると思います。

新しい市役所に思うこと

公共建築は、シンプルであり長年使っても時代を感じさせず、ユニバーサルで様々な年代の人間が交わるコミュニケーションスペースです。
城下町岸和田の良さに合うランドマーク的な存在感のある美しい建築が期待されます。
新市庁舎にはコンセプト、建築家の考えが大変重要です。
歴史と今が交差する素晴らしい立地条件で、やりがいのあるプロジェクトになることと思います 。
世界の人々が興味を持ち、行きたくなるようなデザインや、写真映えするような場所になれば更に良いと思います 。
また、そこで働く岸和田市の職員は、この建物で働くことを誇りに思い、その中で岸和田らしいアイディアが沸沸と湧き上がるような場所であってほしいとも思っております。
人間にとって、環境はとても大切なものです。
どんな環境で仕事をするかによって、仕事の質や内容、その成果も大きく違ってきます。
また建物はずっとまちに残るものです。
新市庁舎は人が集まり繋がりを持つ中心的なアイデンティティを持った市役所になるべきと考えます。
歴史ある岸和田城の隣に建てられるこの新市庁舎は、お城とは全く違うデザインアプローチでありながら、2つの対比が織りなす未来と歴史が融合する景観になることが非常に大切です。
岸和田市民の新たな誇りとなる新市庁舎を私たちは期待します 。


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