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障害者差別を考えるセミナー 「2020Tokyoをめざして ~谷口選手が語る、自分に影響を与えた3つのこと~」を開催しました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2018年10月23日掲載

「2020Tokyoをめざして ~谷口選手が語る、自分に影響を与えた3つのこと~」を開催しました。

 視覚障害者ランナーである谷口さんは現在28歳。仕事をしながら東京パラリンピックを目指して日々練習しています。

 講演では、自分の人生で大きな影響を与えた3つのことというテーマについて話してくれました。

 一つ目は母親がしてくれたこと。外出中は周りに見えるもの、風景、どこになにがあるかなど声が枯れるくらいずっと話してくれたそうです。

 二つ目は大学生活。健常者との大学生活は多くの出会い、学ぶことがたくさんあったそうですが、一番驚いたことは、健常者同士のアイコンタクトの多さ。特別支援学校時代は、お互い常に声を出しながらコミュニケーションをとっていたのが、健常者同士だと、声を出さなくても、仕草やアイコンタクトで伝わるので、それに戸惑ったそうです。

 三つ目は陸上競技についてで、伴走者との出会い、伴走者と一本の紐を持ってのランニングの奥深さ、2人で1人の競技者であるということなど、映像も使いながらの話はとても興味深く、分かりやすかったと好評でした。

 マイクを使わず、大きな声で分かりやすく話され、質疑応答にも丁寧に答えてくれました。

なお、講演会終了後、10月上旬にインドネシアのジャカルタで開催されたアジアパラリンピックに日本代表で出場され、陸上競技男子5,000走で見事銅メダルを獲得されたそうです。

講演風景

講演風景

記念写真参加された方々と記念写真

日時:平成30年9月29日(土曜日)14時~15時半

場所:岸和田市立福祉総合センター

参加者:48名  アンケート回収:33名

1.良く理解できた ・・ 75.8%

2.まあまあ理解できた・・ 15.2%

3.よく分からなかった ・・ 0%

4.無回答 ・・ 9.1%

参加者アンケートより

・「伴走する側される側ではなく、2人で1人の競技者である」という言葉が印象的でした。

・目が見えないことを「見ることが苦手なだけと話し、自分が周りに頼ることもあるけど、逆に自分ができることで返しているのはすごいと思いました。

・「頼ることの大切さ、頼られることの心地よさ」「早く行きたいならひとりで行ったほうが早いけど、より遠くに行きたいならみんなで行ったほうが遠くにいける」  たくさんのすばらしい言葉ありがとうございました。

・お互いに相手のことを考える気遣いがあればよい関係が築けるのだと思いました。

・多くの人から質問がでた。その度、谷口さんの人柄が、明るく、やわらかく、答えていただいて、会場がいい空気に包まれているようでした。障がいのあるなしではなく、谷口さんという一人の人のファンになりました。差別についても考える機会となりました。


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